心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師 の商品レビュー
被災地で活動された復元納棺師、笹原留似子さんのノンフィクション。 「忘れないこと」が、被災地から遠く離れている我々ができる、大きな復興支援のひとつなのですね。
Posted by
復元納棺師・笹原留似子さんのノンフィクション。児童用の最後まで一気に読める文章量、ページ数で、本格的な内容と読みやすさを追求したシリーズらしいです。物足りなさはあるけど、胸に迫り、やっぱり泣いちゃいました。
Posted by
震災後、たくさんのボランティアが現地に入りましたが、彼女のような遺族のケアができる人は他にいなかったのではないでしょうか。遺される人たちにとって、遺族との別れの場面はこれからの生き方を左右する大切な時間なのだと、改めて感じさせられました。どの方のお話も、胸の痛むことばかりでした。
Posted by
瓦礫は宝。 この言葉にはっとした。全てなくしたんじゃなくて、壊れて流されたんだよね…。そんなことにも気が回らない自分にがっかりする。 でもそうじゃない人もいることは忘れずに。絶対はない。 親しい人と別れるには、別れの儀式が不可欠なんだ。前を向くためにも、幸せな思い出を思い出すため...
瓦礫は宝。 この言葉にはっとした。全てなくしたんじゃなくて、壊れて流されたんだよね…。そんなことにも気が回らない自分にがっかりする。 でもそうじゃない人もいることは忘れずに。絶対はない。 親しい人と別れるには、別れの儀式が不可欠なんだ。前を向くためにも、幸せな思い出を思い出すためにも。 こんな悲しいことは二度と起きてほしくない。
Posted by
事故等で損傷した御遺体を復元して納棺されている、復元納棺師の方が東日本大震災でされたボランティアについての児童書。 感じにルビがふってあり、読みやすい作品でした。
Posted by
東日本大震災から1年 やっと震災関連の本も気持ちを落ち着けて読めるかなって気になり手に取った一冊 未曾有の災害の中沢山の方々が理不尽に命を奪われたけれど そんな中活動していた「復元納棺師」の女性のノンフィクション 児童書なんだけど 大人にも読んでほしい一冊でした 自分が...
東日本大震災から1年 やっと震災関連の本も気持ちを落ち着けて読めるかなって気になり手に取った一冊 未曾有の災害の中沢山の方々が理不尽に命を奪われたけれど そんな中活動していた「復元納棺師」の女性のノンフィクション 児童書なんだけど 大人にも読んでほしい一冊でした 自分が「エンバーミング」や「グリーフケア」といったものに興味があるからかもしれないけど 大切な人との別れには 心の区切りを付ける為にも「お別れの儀式」って大事だと思う 出来れば眠っているような安らかな状態で送ってあげたい 変わり果てた姿のままでは 残された者も残して逝く方もツライもんね 葬送って亡くなった方をあの世に送るだけでなく これから生きていく、生きていかねばならない人たちの背中をポンと押してあげる役割りがあるような気がします 日本にも もっとこういった復元を含めた納棺師やエンバーマーといった職業が定着したらいいなぁ・・・なんて思ってみたりもして
Posted by
「死」を受け入れるための第一歩。故人との思い出の「始まり」 震災の被害を知りただ涙するのは、偽善かもしれない。本を読んだだけでその心や現実を分かりたいなんて、虫が良すぎるけど…だけど…何も知らずにいるよりはいい、少しでも自分の中に何かを残していくから。経験値は確実に明日へとつなが...
「死」を受け入れるための第一歩。故人との思い出の「始まり」 震災の被害を知りただ涙するのは、偽善かもしれない。本を読んだだけでその心や現実を分かりたいなんて、虫が良すぎるけど…だけど…何も知らずにいるよりはいい、少しでも自分の中に何かを残していくから。経験値は確実に明日へとつながるから。 知ることが、私のできることのひとつ、だから。
Posted by
もくじ はじめに 1.その時 2.納棺師 3.遺体復元 4.絶えることなき涙 5.遺体安置所 6.さまざまな思い 7.支援のバトン 8.新たな出会い 9.人はつながっていたい生き物です あとがきにかえて
Posted by
遺体の復元を職業としている女性が東日本大震災の被災地に飛び込み三百以上のご遺体をきれいにしていく。こんな地味で時間のかかる作業があの広い被災地で行われていたのだな。その一人一人にドラマがあり…
Posted by
涙が溢れてきました。 もうすぐ、あの東日本大震災から一年が経とうとしています。 この震災で、たくさんの命が一瞬で奪われました。 そして、たくさんの遺族がうまれました。 この本では、故人を生前の姿に戻す“復元納棺師”の笹原留似子さんが、遺族が第一歩を踏み出せるために活動している姿...
涙が溢れてきました。 もうすぐ、あの東日本大震災から一年が経とうとしています。 この震災で、たくさんの命が一瞬で奪われました。 そして、たくさんの遺族がうまれました。 この本では、故人を生前の姿に戻す“復元納棺師”の笹原留似子さんが、遺族が第一歩を踏み出せるために活動している姿が描かれています。 復元納棺師という職業は聞き慣れないですが、本当に遺族に必要な存在。 まだまだ復興は終わっていません。 生きていくために、何ができるのか、皆で考えていかなければと痛感します。
Posted by