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もういちど生まれる の商品レビュー

3.7

218件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    68

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2024/05/06

わたしの大学生活と重なるところと共感できないところのどっちもがあった。 「ぼくは魔法が使えない」が好きだった。 向き合わなきゃいけないことって、気づかないよね。他人と関わっていく中で、「あなたは今これに向き合うときなんだよ」って言ってくれる人がいるのって幸せだな。

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2024/03/18

短編集。 だけど少しずつつながっていて、どんどん読んだ。 中学生でも高校生でも読めると思うけど、私に当てはめるなら、高校卒業以降、大人になってからの方が楽しめるかな。

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2024/01/22

大学生や専門学校生5人を主人公にした5つの短編連作。其々繋がりのある5人で、同じシーン、台詞が異なる編に現れるが、編によって話す側と聞く側で思いは異なっていた事が見えてくるあたり流石に上手いなと感じる。 作者22歳頃の作品と思われますが、さすがに大学生達の生活、感覚が独特な言い回...

大学生や専門学校生5人を主人公にした5つの短編連作。其々繋がりのある5人で、同じシーン、台詞が異なる編に現れるが、編によって話す側と聞く側で思いは異なっていた事が見えてくるあたり流石に上手いなと感じる。 作者22歳頃の作品と思われますが、さすがに大学生達の生活、感覚が独特な言い回し、表現で活写されており、自分の当時とは全く違うかなという面と、基本同じかなという面と両方感じながら読めました。

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2023/11/05

大学生だった時こんな人いたなーっていうのが満載で懐かしかった!大学名は明記されてないけど恐らく地元の大学を目指すヒロインの話が懐かしさをさらに膨らませた、、

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2023/09/01

朝井さんの描く若者は、読んでいると"イタい"と感じるようなことが多い気がする。でもその人間くさい、面倒臭いところがまた良いんだろうな。 人がいるだけ人生があるってことをしみじみと感じたなー。一歩を踏み出すのって大変だよね。

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2023/08/30

見事な連作。さすが朝井リョウ。言葉のセンスにいつも惹かれる。特に「もういちど生まれる」が好きだった。

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2023/08/16

『もういちど生まれる』 朝井リョウ 2011年 幻冬舎 『桐島、部活やめるってよ』が出版されて読んでおもしろいなと思っていた朝井リョウさん。 今回の『もういちど生まれる』は短編集だけど、主人公がつながって輪になっているおもしろい構成。 大学生たちのリアルな感情が素直に伝わって...

『もういちど生まれる』 朝井リョウ 2011年 幻冬舎 『桐島、部活やめるってよ』が出版されて読んでおもしろいなと思っていた朝井リョウさん。 今回の『もういちど生まれる』は短編集だけど、主人公がつながって輪になっているおもしろい構成。 大学生たちのリアルな感情が素直に伝わってきます。この頃はまだ朝井リョウさんも大学生たちと同世代、年齢も近かったので臨場感もあって。 中でもタイトル編の「もういちど生まれる」編が胸にささりました。 50前のおっさんだけど、心にすうっとストーリーや感情が入り込んできて、なんとも切ない気持ちにもなりました。 それにしても朝井リョウさんはオノマトペが独特ですね。読んでいて?と止まってしまうところもあるけど、冷静に考えると確かにこのオノマトペは状況にあってるなと感心してしまいます。 しばらく続けて朝井リョウさんを読んでみようかな。 #朝井リョウ #もういちど生まれる

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2023/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

★10 読んでてじーーんと来た。片思いの連鎖が辛かった。朝井リョウさんの表現が素敵だった。 才能があって努力していないように見える人も、見えないだけで努力してるんだな。 絡み合うストーリーを複数人の視点から描くのを群像劇っていうことを知った。他の群像劇の小説も読んでみたい。

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2023/01/30

 大学を卒業して1年経った今だからこそ、この小説の中の学生達が、とても眩しく見えた。  社会人になった今もそうだけど、少し先の未来がなんでこんなに暗く見えちゃうんだろうとか、当事者には分からなくても第三者から見たら想いがバレバレで苦しくなったりとか、自分を有利にするためにかけられ...

 大学を卒業して1年経った今だからこそ、この小説の中の学生達が、とても眩しく見えた。  社会人になった今もそうだけど、少し先の未来がなんでこんなに暗く見えちゃうんだろうとか、当事者には分からなくても第三者から見たら想いがバレバレで苦しくなったりとか、自分を有利にするためにかけられた空虚な褒め言葉に縋りついたりとか、本当いつになっても人間の悩みは尽きない。  他人から知らないうちに傷つけられるけど、その分助けられてるのも事実だから、小さい希望を何個も抱えて生きていくんだなって、改めて感じた。

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2022/12/02

1話目から2話目に移り変わったとき、なんだか物足りない感じがして、まだ同じ世界にいたかったな、と少し寂しくなった. だけど読み進めていくと各物語の登場人物が繋がっていることが分かる. 1人の登場人物を色んな視点から見ることができる. 自分の中で抱いている、コンプレックスや夢と現実...

1話目から2話目に移り変わったとき、なんだか物足りない感じがして、まだ同じ世界にいたかったな、と少し寂しくなった. だけど読み進めていくと各物語の登場人物が繋がっていることが分かる. 1人の登場人物を色んな視点から見ることができる. 自分の中で抱いている、コンプレックスや夢と現実のギャップ、それに正面から向かっていく主人公. 涙が出ました.

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