もういちど生まれる の商品レビュー
短編のようで実は緻密に繋がっている設定。 それぞれの抱える煮え切らない思いが交錯して、なんだか私もモヤモヤする...。
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桐島部活やめるってよ、少女は卒業しないのような、若いころのモヤモヤっとした感じが好きな人にはハマりそうです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「梢が1なら、私は一体なんなのだろう」 この一文だけがものすごく鮮烈 双子ならなおさら、こうしたコンプレックスって一生残るもの 比べるものじゃないよって分かってる、わかってるけど足して1にならないなんてどうやって受容すればいいんだろうね
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わたしの大学生活と重なるところと共感できないところのどっちもがあった。 「ぼくは魔法が使えない」が好きだった。 向き合わなきゃいけないことって、気づかないよね。他人と関わっていく中で、「あなたは今これに向き合うときなんだよ」って言ってくれる人がいるのって幸せだな。
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短編集。 だけど少しずつつながっていて、どんどん読んだ。 中学生でも高校生でも読めると思うけど、私に当てはめるなら、高校卒業以降、大人になってからの方が楽しめるかな。
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大学生や専門学校生5人を主人公にした5つの短編連作。其々繋がりのある5人で、同じシーン、台詞が異なる編に現れるが、編によって話す側と聞く側で思いは異なっていた事が見えてくるあたり流石に上手いなと感じる。 作者22歳頃の作品と思われますが、さすがに大学生達の生活、感覚が独特な言い回...
大学生や専門学校生5人を主人公にした5つの短編連作。其々繋がりのある5人で、同じシーン、台詞が異なる編に現れるが、編によって話す側と聞く側で思いは異なっていた事が見えてくるあたり流石に上手いなと感じる。 作者22歳頃の作品と思われますが、さすがに大学生達の生活、感覚が独特な言い回し、表現で活写されており、自分の当時とは全く違うかなという面と、基本同じかなという面と両方感じながら読めました。
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大学生だった時こんな人いたなーっていうのが満載で懐かしかった!大学名は明記されてないけど恐らく地元の大学を目指すヒロインの話が懐かしさをさらに膨らませた、、
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朝井さんの描く若者は、読んでいると"イタい"と感じるようなことが多い気がする。でもその人間くさい、面倒臭いところがまた良いんだろうな。 人がいるだけ人生があるってことをしみじみと感じたなー。一歩を踏み出すのって大変だよね。
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見事な連作。さすが朝井リョウ。言葉のセンスにいつも惹かれる。特に「もういちど生まれる」が好きだった。
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『もういちど生まれる』 朝井リョウ 2011年 幻冬舎 『桐島、部活やめるってよ』が出版されて読んでおもしろいなと思っていた朝井リョウさん。 今回の『もういちど生まれる』は短編集だけど、主人公がつながって輪になっているおもしろい構成。 大学生たちのリアルな感情が素直に伝わって...
『もういちど生まれる』 朝井リョウ 2011年 幻冬舎 『桐島、部活やめるってよ』が出版されて読んでおもしろいなと思っていた朝井リョウさん。 今回の『もういちど生まれる』は短編集だけど、主人公がつながって輪になっているおもしろい構成。 大学生たちのリアルな感情が素直に伝わってきます。この頃はまだ朝井リョウさんも大学生たちと同世代、年齢も近かったので臨場感もあって。 中でもタイトル編の「もういちど生まれる」編が胸にささりました。 50前のおっさんだけど、心にすうっとストーリーや感情が入り込んできて、なんとも切ない気持ちにもなりました。 それにしても朝井リョウさんはオノマトペが独特ですね。読んでいて?と止まってしまうところもあるけど、冷静に考えると確かにこのオノマトペは状況にあってるなと感心してしまいます。 しばらく続けて朝井リョウさんを読んでみようかな。 #朝井リョウ #もういちど生まれる
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