わたしのはたらき の商品レビュー
失業中に次の仕事の方向性で悩んでいたので、タイトルが気になり図書館で借りてみた。 内容は、著者が選んだ人たちの仕事や働き方についての考え方について。 奈良の図書館で行われた働き方について語り合うフォーラムでのやり取りと、ゲストのインタビューをもとに構成されている。 紆余曲折...
失業中に次の仕事の方向性で悩んでいたので、タイトルが気になり図書館で借りてみた。 内容は、著者が選んだ人たちの仕事や働き方についての考え方について。 奈良の図書館で行われた働き方について語り合うフォーラムでのやり取りと、ゲストのインタビューをもとに構成されている。 紆余曲折あって、今は充実した生活を送っている人たちがゲストとなっている。 共通していたのは、みんな夢があってそれを叶えた訳ではなく、成り行きで今の仕事をしているということ。 ただ、仕事や働き方の哲学がしっかりとあり、そこだけは昔からぶれていない。 先のことは考えず、その日を全力で生きて、考える前に行動する。 もっと若い人の話も聞きたかった気もする。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
わたしのはたらき それは 「わたしのいきかた」 に聞こえる ここにいる 「わたし」 ここからあるいていく 「わたし」 あ、何か気になる こっちに行ってみようか なんとなく、そう根拠はないけど なんとなく。 風が吹いたから、雨が止んだから 鳥が泣いたから、誰かが言ったから なんでもいい でも、それがきっかけの、そう、なりゆき 成り行きに任せて 足が向かうままに歩いて そうして辿り着いた 「今」 歩く過程で、私の考えが培われて行った 考え、生き方、つまり、働き方 働き方、という果実 働いた成果よりも 働き方を作った過程が知りたいと思う そこにある 聞き逃せないものに出会いたい 働き方だけでは 生き方までは測れないかもしれない でも、働き方って、繋がり方なんだ 生きて行くための、一つの方法なんだ
Posted by
著者の西村佳哲さんが9人の方にインタビューした本。 人生のゴール設定をして目標に向けて進むと言うよりは、日々を積み重ねて「今にある」というものが全ての方に共通しているように感じる。 ただしそれは、成り行き任せではあるけれど、生き当たりばったりとは違う。 但し、一人一人の細部を...
著者の西村佳哲さんが9人の方にインタビューした本。 人生のゴール設定をして目標に向けて進むと言うよりは、日々を積み重ねて「今にある」というものが全ての方に共通しているように感じる。 ただしそれは、成り行き任せではあるけれど、生き当たりばったりとは違う。 但し、一人一人の細部をみると、例えば、A氏とB氏は相反する考えをもって行動して今に至っている人もいるのが分かるのも、この本の面白いところ。(あえて、誰かは伏せてあります) 自分の中の本来抱えているミッションを見つけ、自分自身のはたらきに繋げる手がかりになるかもしれない。
Posted by
仕事について考え直すタイミングに、先輩が貸してくれた本。ここで出てくる人の働き方は、それぞれ多種多様だけれども、仕事についての確固たる姿勢をもっているという意味では一貫してると感じた。わたしもそういう働き方をしなければな、と背筋をぴんとするような。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この人の別の本が読みたかったけど、なかったのでかわりに手にとった本。 数ある興味深い生き方をしている人の中でも、著書と相性が良さそうというフィルターで選ばれた、9人の人のそれぞれとの対話と対話した感想を交ええて書かれた文章。 知っている人もいたし、知らない人もいたけど、大学時代の「働くこと?というか大学を出た後にどうやって生きていくか」について悩んでた時期の気持ちがグッと蘇ってきて、キュンキュンしながら一気に読んだ。 どの人もものすごく素直でナチュラルなんだけど、その実すごく力強くて「自分」がある。 全体的には、ちょっと飛んでる感想だけど、どの人も体が健康なんだろうと思った。 結局、私はこの種の「強さ」や「するどさ」が今も昔も変わらずしんどいなあ、とおもっているようだ。 一番しんどくなくフィットした人が、「逝かない身体」という本を書いた川口有美子さん。実母を12年間介護した経験から色々悟った人。 「関係の中で生きているかぎり、必ずなにか与えられるものがある」 そう、仕事は自己実現とか夢に向かって、とかではなく、自分が生きていると自分以外の人との関係があって、そうするなかでやるべきことが出てくるというのが、自然で、がっついてなくて。 「おまえはどうしたい?」が標語のようながっついた会社で働いてて、それがわからない場合は、がっつきがたりないのではなく、他者との「関係」が希薄だからわからなくなるんだろうと思った。 もっと極端な例は引きこもりや、ニートで、他者との関わりをどんどん希薄にしていくと、仕事がなくなるのだろう。 結局、生きているっていう現実は、他者とたくさんなのか、深くなのかはわからないけど、絡まり合って生きていくしかない。 煩わしいようなほっとするような。 丁寧に生きたいなあと思った。 この本で触れられてて読みたくなった本 川口有美子 逝かない身体 カント 啓蒙とは何か 小泉義之 弔いの哲学 トール・ハイエルダール コンチキ号漂流記 坂口恭平 隅田川のエジソン
Posted by
共感できる感覚が何個かあった。 「ものはかんがえよう」という言葉があるけど、考え方次第で本当に変わったり、変われたりする。
Posted by
図書館で借りてきた本。 佐藤初女さんのインタビューでいきなりぐっとこころをもっていかれて、一気に全部よんだ。 最終的に、 人とは、成長しないという前提に立って見ること、 利益ではない、顔見知りとの仕事でいきていく、本来そうあったものを、感じた。 このようなフォーラムをぼくも主催...
図書館で借りてきた本。 佐藤初女さんのインタビューでいきなりぐっとこころをもっていかれて、一気に全部よんだ。 最終的に、 人とは、成長しないという前提に立って見ること、 利益ではない、顔見知りとの仕事でいきていく、本来そうあったものを、感じた。 このようなフォーラムをぼくも主催してみようと考えた。じじいになるまえに。
Posted by
3年にわたるワークショップの幕を引く、3冊目。今回はかなり「生きる力が強い人」「自分のペースを乱さない人」が多かったような気がします。生き方が強烈というか。でもこれはこれでおもしろかったです。
Posted by
シリーズを通して,さまざまな働き方に触れ,自分の仕事を見直すことが出来た。本書では,坂口恭平さん,伊藤ガビンさんの話に惹かれた。
Posted by
広瀬敏通さん、中村好文さんなど、取り上げられている方たちが働く上で、そして生きる上で大切にしていることが、文章を通して伝わってくる本。皆さんなガツガツしているとか、金銭的成功や名誉を求めて邁進している、というタイプとは正反対なのだけど、その穏やかさの中で語られる言葉にすごく共感す...
広瀬敏通さん、中村好文さんなど、取り上げられている方たちが働く上で、そして生きる上で大切にしていることが、文章を通して伝わってくる本。皆さんなガツガツしているとか、金銭的成功や名誉を求めて邁進している、というタイプとは正反対なのだけど、その穏やかさの中で語られる言葉にすごく共感するところが多かった。どんな分野や方向であれ、自分の軸をしっかりと持っている人の話は素敵だな、と感じた。
Posted by
- 1
- 2