梅棹さんのサギシラズ の商品レビュー
周先生は、民族動物学のパイオニアで、今年81歳になるが好奇心は衰えることはないようだ。新博物誌の試みとの趣旨で、主に動植物に関するエッセイがつづられている。「あれも食べた、これも食べた」の著者だけに、食に関するエッセイが楽しい。表題のサギシラズは、梅棹忠夫の京都案内に出てくる詳細...
周先生は、民族動物学のパイオニアで、今年81歳になるが好奇心は衰えることはないようだ。新博物誌の試みとの趣旨で、主に動植物に関するエッセイがつづられている。「あれも食べた、これも食べた」の著者だけに、食に関するエッセイが楽しい。表題のサギシラズは、梅棹忠夫の京都案内に出てくる詳細が不明の川魚だが、正体を確かめるため錦の川魚専門店まで聞き込みに出かける行動力が凄い。あとがきで、引用が多いことについて弁明しているが、半端でない引用には驚かされた。これも作風なのだろう。
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