親鸞の世界 の商品レビュー
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鈴木 大拙、金子 大榮、曽我 量深の3人の対談の司会が西谷 啓治。 なにこの豪華絢爛さ。 くまなく真宗の肝要について話しをされるわけだが、鈴木師のつっこみが素な感じでものすごい。あくまで冷静、言葉を選ぶ金子師に自分の言いたいことが溢れてきたら止まらない曽我師。絶妙な質問を交えて話しを振っていく西谷師。これいろいろ考えられたけど空気感を伝えるためにそのままテープ起こしみたいな場面もあるんだろうな。 曽我師の見解については通して聴いてもちょっとわからないところはあった。世自在王仏と法蔵菩薩を同一と捉えるのはなんかこの話の流れだとよくわからなかった。あと、寺に来る年寄りにはむずかしいことはわからないからいわなくていいみたいなところも何度かあり、ちょっとうーんとなる。 曽我師と金子師の領解か違うと西谷師が指摘するのもすごいなと。でもそれは表現であって、通じている感じがまた不思議なのだ。 とにかくこのメンツの対談、おお!そうきたか!と興奮しながら自分はどうかなと考えながら読み進める。真宗の方は是非一度読まれることをおすすめする。
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