RANK の商品レビュー
この著者の作品は『畦と銃』に続き、2作目。『畦と銃』とは全く違った世界観、設定、雰囲気になっていて、これを著者の懐の広さと見ることもできるんだろうけど、個人的には暴力表現がふんだん過ぎて、最後の方はもうゲンナリ。ラストの締め方も含めて、こんだけ分厚い作品を読みとおしたのに、かけた...
この著者の作品は『畦と銃』に続き、2作目。『畦と銃』とは全く違った世界観、設定、雰囲気になっていて、これを著者の懐の広さと見ることもできるんだろうけど、個人的には暴力表現がふんだん過ぎて、最後の方はもうゲンナリ。ラストの締め方も含めて、こんだけ分厚い作品を読みとおしたのに、かけた時間が報われなかったなーというのが正直な感想。 でも、設定そのものだけを見れば「有り得なくはない」という感じもします。ただ、裏表紙の煽り文句である「社会の崩壊を前にして、人間の未来と希望を描く物語」というのは言い過ぎかな。少なくとも、俺はこの作品の展開とラストに「希望」は見出せなかったよ。
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これを、あまりに現実離れしていると捉えるのか、 あり得る話だと捉えるのかによっても 思うところは違うだろうけど、 ワタシは、 あながちあり得ない話じゃないと思った。 自分が意識していなくても、 常に誰かから見られている、 拘束されているってのは、 今の世の中でも普通にあることな訳で。 この話はちょっと極端すぎるかもしれないけれど、 でも、目の付けどころも展開も面白かった。 正直内容はかなりエグいし、 敢えてそんな難しい言葉つかわなくても、 っていう思いもあったけど。 ワタシは春日より佐伯に共感。
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宇野常寛の「ゼロ年代の想像力」を読みながら、 同時進行でこの本を読んでいたので、 純粋にストーリーを楽しめず。 冷静に考えて、楽しめるストーリーかというと、 そういうものではないのだけど。
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書店で気になったので買ってみた。 山田悠介みたいな作品かなと思ったけどちょっと似てる。 まあまあ面白かった。 作品の紹介 監視カメラのネットワークによって国民に絶えず順位を付ける制度―『RANK』によって管理された近未来・日本。『RANK』の圏外に落ちた人間は抹殺される。国家が...
書店で気になったので買ってみた。 山田悠介みたいな作品かなと思ったけどちょっと似てる。 まあまあ面白かった。 作品の紹介 監視カメラのネットワークによって国民に絶えず順位を付ける制度―『RANK』によって管理された近未来・日本。『RANK』の圏外に落ちた人間は抹殺される。国家が企む本当の目的、そして隠された真相とは!?社会の崩壊を前にして、人間の未来と希望を描く物語。
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