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極上デジタルオーディオの作り方 の商品レビュー

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2019/10/06

書名の通り、高音質なデジタルオーディオを作成・保存するための入門書です。 フリーソフトを使った方法が多いので、初心者の方が始めやすいと思います。 著者には有名な藤本さんも入っていて、内容の信頼度も高いです。 デジタルから制作する場合は機器やソフトウェアのスペック上限の音質のデー...

書名の通り、高音質なデジタルオーディオを作成・保存するための入門書です。 フリーソフトを使った方法が多いので、初心者の方が始めやすいと思います。 著者には有名な藤本さんも入っていて、内容の信頼度も高いです。 デジタルから制作する場合は機器やソフトウェアのスペック上限の音質のデータが作成できます。 この本では、アナログの音をどうやって高品質なデジタルデータに保存するか、という点について重点的に書かれています。 6章までありますが、2章までは録音機器の選び方、および録音したデータの最低限の編集(ノイズ取り)について書かれています。 Audacityを使って解説されているので、DAWをお持ちでない人や、デジタル音楽について特に知識が無い方でも大丈夫です。イコライザなどのエフェクターの使い方もあります。 入門書なので、そもそもデジタル音声データとは何か、といった初歩的な情報も書かれています。 1章では機器選び、3章では音声データ形式と圧縮についてです。 DTMをやる上でも欠かせない知識となっていますので、ボカロやUTAUを始めたばかりという人にも一読の価値あり。私も3章が一番ためになりました。 4章はCDの規格に関する章なので、イベントで頒布する方は必見。 5章以降は更なる高音質を求めて内容が極まってきます。自分はあまり興味が無い所なので真面目に読んでなかったり…。 5章は録音の話なので、自分で音声素材を1から作成してみたい人は読むと良いと思います。 6章は完全にマニアの世界です。限界まで高音質での保存の道を探っています。これはこれで面白いですけど、入門者にお勧めする内容ではないような…。 まとめると、デジタル音声を扱う人なら知っておきたい内容の詰まった一冊です。 入門書ですので、ある程度知識がある人には常識しか書いていませんが、それくらい「みんな知っている」べき内容です。これからDTMや録音を始めようという方はぜひ。

Posted byブクログ