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燦(2) の商品レビュー

3.6

32件のお客様レビュー

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2013/06/23

 筆頭家老を父に持つ伊月。田鶴藩主の次男であった圭寿に仕えていたが、兄の死により世嗣となり、江戸で時期藩主として将軍への拝謁や幕臣たちへの挨拶をこなし、江戸の藩邸で暮らしている。世嗣として生きる決意をした主を懸命に護ろうと誓う伊月。まだまだ、物語の途中、今後の話の展開が楽しみです

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2013/06/03

《本文より》 どのような記録も藩の記したものである限り、領民の生の声は残されてはいないだろう。 しかし、そうゆう声をすすがとしなければ、藩の将来はいずれ立ち行かなくなる。 伊月は膝の上でこぶしを握る、 何というおんだろう。 既に向後を見据えておられる。 それなのに、おれときたら...

《本文より》 どのような記録も藩の記したものである限り、領民の生の声は残されてはいないだろう。 しかし、そうゆう声をすすがとしなければ、藩の将来はいずれ立ち行かなくなる。 伊月は膝の上でこぶしを握る、 何というおんだろう。 既に向後を見据えておられる。 それなのに、おれときたら、小賢しい諌言などしたり顔で口にした・・・ 恥ずかしい。

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2013/05/26

なんだか気になる終わり方だったので、早く続きが読みたいです。小説自体は、時代小説ですがすんなり読めて、あさのさんらしい文脈や登場人物でした。ですが、普段のあさのさんとは違った、あさのさんの新しい一面を見たような気もします。児童書やら、SFやら、時代小説やら、本当に多才だなぁ。 ...

なんだか気になる終わり方だったので、早く続きが読みたいです。小説自体は、時代小説ですがすんなり読めて、あさのさんらしい文脈や登場人物でした。ですが、普段のあさのさんとは違った、あさのさんの新しい一面を見たような気もします。児童書やら、SFやら、時代小説やら、本当に多才だなぁ。 2巻では、伊月と圭寿が中心的に書かれています。そして、伊月は燦に、燦は伊月に互いに違った生き方に興味を持っているように感じられました。さらにそこに、圭寿の縛られた生き方も見られ、3人の違いがはっきり主張された2巻だと思いました。 これからどうなっていくのやら…

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2013/05/23

舞台は江戸へ。どう見ても曲者の須賀屋登場。きっと燦にも深く関係してくる。 主人公のはずの燦は今回あまり目立った活躍なし。

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2013/05/17

あさのあつこ節全開です。 物語が江戸に移り、3人が物語の中でどのようなメロディーを奏でるのか、楽しみ。

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2012/08/19

圭寿が予想以上にしっかりと田鶴のことを考えていて伊月と一緒驚いてしまった本当にいい藩主になれそう。でもその道は自分が一番に望む所ではないのだね…悲しいね。圭寿もまた伊月や燦とは違う意味だけど、運命に翻弄されているのですね。 あと今後の物語を左右する上で重要そうな人物も出てきたので...

圭寿が予想以上にしっかりと田鶴のことを考えていて伊月と一緒驚いてしまった本当にいい藩主になれそう。でもその道は自分が一番に望む所ではないのだね…悲しいね。圭寿もまた伊月や燦とは違う意味だけど、運命に翻弄されているのですね。 あと今後の物語を左右する上で重要そうな人物も出てきたのでこれからの展開が楽しみです( ´ ▽ ` )ノ

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2012/06/03

一巻が燦と伊月が強かった分、二巻は伊月と圭寿が強かったかもです…あさの先生は時代設定を変えても、少年の惹かれるものが描けるの凄いです…続きが気になる

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2012/04/10

伊月が仕える田鶴藩主の次男圭寿が兄の急死により嗣子となり二人は田鶴を離れ江戸に移った。また燦も神波の一族の長だった祖父の遺言に従って江戸に上り、戯作者となる夢を抱いていた圭寿の使いで版元へ赴いた伊月と再会する。燦と伊月の生まれた年に起きた田鶴藩との争いから逃れた神波の一族の者の不...

伊月が仕える田鶴藩主の次男圭寿が兄の急死により嗣子となり二人は田鶴を離れ江戸に移った。また燦も神波の一族の長だった祖父の遺言に従って江戸に上り、戯作者となる夢を抱いていた圭寿の使いで版元へ赴いた伊月と再会する。燦と伊月の生まれた年に起きた田鶴藩との争いから逃れた神波の一族の者の不気味な動き、圭寿へと伸びる怪しい影、伊月と燦の父親である田鶴藩筆頭家老の暗躍。序章の域を脱したとは言いにくいが徐々に面白くなってきた。特に気になるのは圭寿さまの特殊能力。異能の者と言われる神波の者たちは基本的に訓練や知識の上にある能力を有しているように思うが圭寿さまの能力はそれとはまた違いそうで、この先が楽しみだ。

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2012/04/04

江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その二人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが―。少年たちが江戸を奔走する、文庫オ...

江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その二人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが―。少年たちが江戸を奔走する、文庫オリジナルシリーズ第二弾(「BOOK」データベースより) あ~、だんだん話も盛り上がって、面白くなってきた~。 と思ったらあっという間に読み終わってしまった・・・。 やっぱりいくらなんでもこの薄さはないよ! しかもこの字の大きさなら、この3倍の量で出版して欲しい! これでまた続きを待たないといけないと思ったら・・・。 うぅ悲しい。 間が空くと、話の細かいところ忘れちゃうし、もうちょい早い間隔で出してほしいです~。

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2012/03/29

なにげに伊月の主である圭寿様と、燦の相棒――親友というべきか?――の八神が好きだ^^  主人公たちの若さを一人称視点によって読み、  その相棒の存在によって世界観を客観視して読むことができる。  キャラクター設定と配置の妙があさのあつこの真骨頂かなと思う。

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