こころのつづき の商品レビュー
前作の『ほのかなひかり』よりこちらの方が好きかな。結婚も縁ならパートナーの家族と結び付くのも縁だし、生まれてくる子供、そしてペットを飼う事も全て縁なのだ。血が繋がっていても他人でも相性の良し悪しはある。自分も、偏屈なおばぁに、姑にならないように気をつけようと思った。
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角川書店の家族シリーズ。短編8編。それぞれ別々の話だが少しずつ同じキーワードが含まれるのは著者の「つづき」の遊び。10代、20代、今、もっと歳取ってからで受け止め方違うのだろうなぁ。
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どの短編も日常的などこかに落ちていそうな話しで「そうだなぁ〜」とか「あ〜そういう風に考えればいいのかも」と思えるモノ。 森さんの素敵なところ。
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仕事して辛いことがあって、本を読むことに私は深い意味を見出してはいないにしても、何か息抜きの代わりとして扱っている節はある。 おおよそ土日や休憩を大きく割いて、どっしりを腰を据えて読むのだけど、これはひとつひとつが柔らかな物腰ですんなり読めて、良い意味で読後感が残らない感じが(私...
仕事して辛いことがあって、本を読むことに私は深い意味を見出してはいないにしても、何か息抜きの代わりとして扱っている節はある。 おおよそ土日や休憩を大きく割いて、どっしりを腰を据えて読むのだけど、これはひとつひとつが柔らかな物腰ですんなり読めて、良い意味で読後感が残らない感じが(私はこれを電車の中でこつこつ読んだのだが)、電車での時間を楽しくさせてくれました。 ふとひとつを読み終えて顔をあげると、色んな人達がいて、普段は人酔いをしてしまう私でも、東京という日本でも特に人が渦巻く中でも、作り話でも、私とは違う世界を垣間見たような気分させてくれる。 ふと、疲れというのを、こうして可視化することも、あるんだなって思いました。
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- ネタバレ
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森さんお得意のショートドラマ集。何気ない日常の一コマを、うまく描いてるなぁと。冒頭のひかりのひみつは、あそこで正体を明かさないで締めているのもいいなぁと思った。誰だって、何かしらかかえて、もがきながら毎日過ごしてるんだと思うと、今の自分の状況も変わる時がくるのかもって思えた。
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以前に読んだ「ほのかなひかり」の続編ともいうべき作品でした。 内容紹介より (1)結婚を控えた娘が知った両親の真実、 (2)愛犬を亡くした男の悲哀、 (3)義母の介護を続ける主婦の本音...。 そして (4)伯母の代理で行った同窓会でしった伯母の真実 (5)離婚して離...
以前に読んだ「ほのかなひかり」の続編ともいうべき作品でした。 内容紹介より (1)結婚を控えた娘が知った両親の真実、 (2)愛犬を亡くした男の悲哀、 (3)義母の介護を続ける主婦の本音...。 そして (4)伯母の代理で行った同窓会でしった伯母の真実 (5)離婚して離れて暮らす息子の父が教えたものは・・・ (6)内気な少年の隠れ場所は・・・ (7)気があって結婚した年下夫の欠点 (8)病床の義母から教えられた休息とは 以上、8篇の物語は、どれもこれも心温まるものばかりでした。 どこにでもいる普通の人たちが主人公です。 親子の絆や人への思いやり、そんなものがたっぷり入っていて、 今年最後になるブルレポにふさわしい作品でした。 わたしの一番好きな話は、 第一話の「ひかりのひみつ」。 表紙の絵はこの一話の絵だと思いますが、 花嫁の父の心情を思うと泣けてくる作品です。 この温かい気持ちのままで 年越しができることを幸せに思います。 この場を借りまして・・・ 皆様、大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。 そして、来年度も宜しくお願いします。
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最後まで読めば、少しだけ繋がる物語。 一人、一人、さまざまな思いを抱えて過去を抱えて生きている。 この瞬間も過去になるのであれば、謳歌していきたいと思う。 わたしの「こころのつづき」には、何が待っているだろう。
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短編集。どれも心温まる話。 「小さな傷」は、誰にでもありそうな、子どものころの傷(失敗や後悔)を主人公があやまり、許されるることで癒される感じ。そもそも元から許されているところが温かい。
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どこにでもありそうな『家族』をテーマにしたお話。 「シッポの娘」では愛犬が亡くなった時の事と重なり大号泣。「迷い桜」は年頃の娘と母親の姿にちょっと前の自分と重なり、「お日さまに休息を」は祖父母の介護と重なる。登場する人物のこころがみな優しく描かれている。家族っていいもんだなぁ〜
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家族の優しい物語。私は「お日さまに休息を」が好き。80代の義両親を抱える私には介護は切実な問題だからなぁ。
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