名のないシシャ の商品レビュー

山田悠介【著】

2023/09/30

使者の身体は成長しないのだけれど、心がドンドン成長するところが面白い。

生きている時間を使者は、操作できるのだけれど、おばあちゃんの言葉通り、人の人生を操作するのはー。

使者と共に、人間も使者も大きくなっていくのです。

最後はちょっと切ないかな。

2022/05/24

サクサクと読めてよかった。
四人のシシャの心情の変化とそれに関わる人たちとのストーリーは個人的には読みやすかった。
特に私は心美と宮田さんの関係が好きです。

ただ終わり方がしっくりこなくて、ハッピーエンド風に終わってますがテクたちのストーリーを終わらせたハル(髑髏のネックレス)が最後いい感じに終わったのも納得できないし、なんでテクの最後の言葉で久美とコスモに寿命を分けたのもいまいちしっくりこないところだけど残念でした。

2017/09/26

子どもの姿をしたシシャ。
彼らが特別な人間と出会い、大切な時間を過ごしていく中で変化を見せていく様子は山田悠介っぽくない感じがしたけど、個人的にはこっちのタッチの方が好きだな、と。

特別な『使命』のもとで誰かを助けたことで、実はどこか別の誰かの命を奪ってしまっているかもしれない。運命を変えるということはそれなりの対価が必要ってことなんだな。等価交換ってやつだ。

最後の、黒いネックレスの少年の心情の変化とか、そういうところをもう少し詳しく知りたかったなと、モヤモヤが残るラストでした。

2014/11/04

久々の山田悠介・・
やっぱり山田悠介・・（そりゃそうだ）

すきっていう子にすすめられたから
すきじゃないとはいえないから
「いいはなしだったね」って言った（うそじゃない）けど・・

なんか、発想はなかなかいいのかもしれないけど、
なにかもやるんだよな～
なんともいえない感覚

2014/04/03

有信任回波？海贼王(one peace )+繋(tsunagu,relation)+ 死亡笔记(death note)+亞人（亜人）+票(鎌倉的bills、流行)+地域ww。

2014/03/17

さらっと読めた。
当人にとっては幸せなんだろうけど
傍目には報われない感でスッキリせず。
ハルお兄ちゃんもいずれ消滅するんだろうな。

2014/01/08

表紙の青に目が行って、手にした一冊。
山田悠介さんの本は「怖い」という印象だったので読むことはないと思っていたのだけれど、友人が立ち読みして気になったと言っていたので興味をもって借りてみました。

思ったよりも読みやすく、分かりやすいお話でした。
映画なんかになったら面白いだろうなぁと思ったり。

自分自身がひとの運命をかえれるとしたら、どうするだろう。

2013/11/12

【しんみり芋】
人間の寿命がわかるという子供の姿をしたシシャの物語。
装丁も独特です。

福岡国際大学：まゆこ

2013/06/17

山田悠介さんの作品はデビュー作のリアル鬼ごっこから何冊か読ませていただいているのですが、いつも設定が面白いのに今一歩何かが足りないと感じつつ、読みやすいから読んでしまう感じで、今回のも人間の寿命が分かる子供の形をした使者達って設定が面白かったんですけど、なんか腑に落ちない感じです。

2013/01/21

最初のシシャの設定がまずよかったです。なんとなく先が読めてしまったけど、それでも最後まで飽きることなく読めました。
しいて言うなら、もう少しハルとテクの気持ちというか、つながりとかを掘り下げて書いて欲しかったです。