モンスター(完全版) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
メビウスとは違ったエンキ・ビラルの独特の画。 リアルな世界でありながら、どこか幻想的という。 本国での本書刊行の二年後にアメリカの同時多発テロが起こり、 物語中で起こるハプニングアートとしてのテロが同時多発テロと被ってしまいます。 かなり難解な物語ですが、画の威力で最後まで突き進む事ができます。 ダークな物語が奇跡的なハッピーエンドに向かいます。 物語の鍵である芸術家ウォー・ホール(アンディに非ず)とビン・ラディンがどうしても重なってしまいます。 究極の悪を為した者が究極の救世主になると考えると恐ろしい。
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