油田探し の商品レビュー
自分では一つの人生しか送れないので自分の歴史は一つしか作れませんが、今までの人の歴史を学ぶことによって、自分の将来の歴史をどのように設計してべきかの指針を作る時の参考になると思います。歴史は繰り返すとよく言われますが、人間が決断している限り、同じような状況では似た状況になるという...
自分では一つの人生しか送れないので自分の歴史は一つしか作れませんが、今までの人の歴史を学ぶことによって、自分の将来の歴史をどのように設計してべきかの指針を作る時の参考になると思います。歴史は繰り返すとよく言われますが、人間が決断している限り、同じような状況では似た状況になるということでしょう。 この本は、久しぶりに読んだ、私にとって役に立つ人生訓が詰まった本でした。今日は2012年の大みそかで明日からは新しい年が始まります。2013年の目標を立てるにあたって、この本に書かれている人生訓を参考にして、2013年も2012年以上に充実した年にしたいと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・歴史を学ぶということは、過去の人間が必死になって絞り出した、非常に価値の高い知識や知恵に触れることでもある(p3) ・歴史は繰り返すと言われるように、過去に遡ると似たような出来事が何度も繰り返されている、良く似たケースが頭の中にあれば、そのことについてゼロから考える必要はなくなる(p5) ・出来上がった体制が崩壊して、新しい体制が構築されるには、おおよそ15年程度は必要、民主党による政権交代の新しい体制が固まるにはその程度かかるかもしれない、明治維新において江戸幕府を倒すまで協力していた人達が各々の主張を押し出して混乱したように(p17、18) ・中曽根氏が三原山の噴火で能力を示したように、長期政権を築くには、何等かの形で高い危機管理能力を示すことが必要(p30) ・本当に価値のある財産は、物財ではなくて、知識や情報、知恵や教養などであると考え、教育に非常に力を入れていたのはユダヤ人の教え(p84) ・学生時代は試験中にカンニングペーパを使うことは許されなかったが、社会人になった途端に、全く逆の状態になってしまう「いかに効率よくカンニングペーパをたくさん用意できるか」が仕事を効率よく行ううえで、とても大切(p85) ・司馬遼太郎(覇王の家、播磨灘物語、坂の上の雲)、山本七平、塩野七生、堺屋太一、松下幸之助、本田宗一郎、ドラッガー等が書いた本を深く読みこんでいくと、人生が大きく変わるだろう(p86) ・学生に対して「これだけは今から身につけておけ」ということを1つあげるとすれば、「常にメモを取るという習慣を身につける」(p89) ・あらゆる分野の仕事とその従事者に当てはめることができる原則こそ、「法律と常識」である(p99) ・何かを考えて行動する場合は、最後の結論や状態を最初から設定しておかないと、途中で破綻を生じやすい(p102) ・社会人として身につけておくべき習慣は、些細なことでもメモをつけること、記憶と記録は大きく違う、人間は次第に忘れていって、勘違いをしやすい生物である(p123) 2012年12月31日作成
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