プロジェクトFUKUSHIMA! の商品レビュー
原発問題で私は日本の排他的、村八分的な文化を思い起こした。原発から逃げられる人・逃げられない人がいる。まず逃げた、という言い方をする事は、故郷を捨てたと同意にも捉えられる。本人は避難しただけだとしても、周りからしてみれば好ましくないものと捉えられるのだろう。 現状として避難出来る...
原発問題で私は日本の排他的、村八分的な文化を思い起こした。原発から逃げられる人・逃げられない人がいる。まず逃げた、という言い方をする事は、故郷を捨てたと同意にも捉えられる。本人は避難しただけだとしても、周りからしてみれば好ましくないものと捉えられるのだろう。 現状として避難出来る人、できない人がいる中で文化人としてどう福島と接触していくのか、それが求められていると思う。大友良英は放射能の問題とも誠実に向かい合いながら少しでも自分のできることをやった。僕はそれに立ち会うことはできなかったが、自分のしたいこと、できることをやろうと思えた本なのだ。 まだまだ終わらない震災の問題。文化に何ができるのか、俺に何ができるのか、何がしたいのか、再考した本。
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遠藤ミチロウさん、大友良英さん、どちらも福島に文化がなくて東京に飛び出した人間。その人たちが、生まれた地域をどう思っているか……。彼らと同じように早くから飛び出した僕も、共感できる内容だった。福島とどう付き合っていくか、リスクもそれなりに受け入れながら寄り添うような形で生きていき...
遠藤ミチロウさん、大友良英さん、どちらも福島に文化がなくて東京に飛び出した人間。その人たちが、生まれた地域をどう思っているか……。彼らと同じように早くから飛び出した僕も、共感できる内容だった。福島とどう付き合っていくか、リスクもそれなりに受け入れながら寄り添うような形で生きていきたい。
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