災害時にこそ問われる学級経営力 の商品レビュー
読後考える
岩手三陸での学校教育指導がどのように行われているかがわかる本です。 被災地でなければ理解することができない状況、被災後数か月がたったもののマスコミで報道される以上に現場の復興と被災者の家族と本人の傷は深いと察します。 そんな中、どのような学校現場ではどのような実践がな...
岩手三陸での学校教育指導がどのように行われているかがわかる本です。 被災地でなければ理解することができない状況、被災後数か月がたったもののマスコミで報道される以上に現場の復興と被災者の家族と本人の傷は深いと察します。 そんな中、どのような学校現場ではどのような実践がなされているかなどということは全く想像を超えていると思いますが、日常生活を取り戻していくための非常に指針をもって丁寧に学級経営法が実施されていることに驚きました。 学級集団という場にこそ快適な日常空間という心のよりどころを設定し、着実にQ-Uというツールで推し進めている著者にかかわる関係者とその現場教員たちには頭がさがる思いでした。 災害時だからこそ絶対的な基礎を大切にし、それを揺るぐことなく地固めとして実践している姿勢に心を打たれました。
I never forget this.
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
岩手三陸で実践されている学級経営リポートでここまで緻密にそして手厚く学級指導がなされているのかということを感動を持って理解することができました。 被災地だからこそ原点に返ってしっかりした指針を基盤に丁寧に生徒たちに理解をもって対応しています。 まだまだ被災の爪痕が深くの残るこの地だからこそ教師たちとその指導の真価が問われるときだと思います。 被災地というステレオタイプを超えて読むだけの価値が十分ある良書であると思います。
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