少年飛行兵「飛燕」戦闘機隊 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
10代の少年がパイロットになり、ラバウルや九州で活躍し、幾度かの不時着や事故で負傷しながらも終戦まで戦い抜いたお話し。 戦記なので戦いのお話しは珍しい事ではないですが、訓練の一時の下宿先の女性に抱くほのかな恋心など、10代の少年の部分なども描写されていて、筆者に親近感を湧かせる作品でした。
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陸軍のある戦闘機乗りが太平洋戦争をどう生き抜いてきたかが書かれた戦記。卓抜したエースではないが、最初の会敵で敵機に命中弾を与えるなど、著者の技量はなかなか優秀。 ラバウルや本土上空での実戦より、部隊の移動や病気や不時着負傷による病院での療養の方が期間が長く、そういったところにあ...
陸軍のある戦闘機乗りが太平洋戦争をどう生き抜いてきたかが書かれた戦記。卓抜したエースではないが、最初の会敵で敵機に命中弾を与えるなど、著者の技量はなかなか優秀。 ラバウルや本土上空での実戦より、部隊の移動や病気や不時着負傷による病院での療養の方が期間が長く、そういったところにあの戦争の実情がよく現れていると思う。 ラバウルで陸軍が米兵捕虜を処刑するのを著者が目撃するところがあって驚いた。かなり明白な戦時国際法違反だろう。
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