山とそば の商品レビュー
朝起きてから夜寝るまでの旅の記録がイラストとともにページに描き綴られている。 「早起きしすぎて山をみながら二度寝」とか、 特段描く必要のなさそうなエピソードや旅の仲間とのしょうもないノリなど、こういったディティールに旅の醍醐味や臨場感って出るもんなんだよなぁ。 武田百合子さんの『...
朝起きてから夜寝るまでの旅の記録がイラストとともにページに描き綴られている。 「早起きしすぎて山をみながら二度寝」とか、 特段描く必要のなさそうなエピソードや旅の仲間とのしょうもないノリなど、こういったディティールに旅の醍醐味や臨場感って出るもんなんだよなぁ。 武田百合子さんの『富士日記』に近い空気感。 そしていわゆる観光名所とはちょっとズレたところにも渋いご当地感を楽しめるセンスがいい。 ゴールデンウィークはまったく関係なく過ごしたけど、束の間のゆるい旅を満喫した読後感だった。
Posted by
「きょうの猫村さん」作者の旅の絵日記。行き先は、松本、上高地、岩国、宮島、鹿児島、阿蘇、スパリゾートハワイアンズ。読んだら旅に出たくなる。
Posted by
旅行記イラストエッセイ。行き先は、信州、岩国、阿蘇、福島など。同行者は、雑誌の編集者さんとか、作家さん、オオヤコーヒーのオオヤさんなど。おいしいもの食べたり、温泉はいったり、大自然に圧倒されたり、ギャラリーにいったり、民芸品や手作り雑貨の店にいったり。なんかとにかくおしゃれなんだ...
旅行記イラストエッセイ。行き先は、信州、岩国、阿蘇、福島など。同行者は、雑誌の編集者さんとか、作家さん、オオヤコーヒーのオオヤさんなど。おいしいもの食べたり、温泉はいったり、大自然に圧倒されたり、ギャラリーにいったり、民芸品や手作り雑貨の店にいったり。なんかとにかくおしゃれなんだが、猫村さんタッチの鉛筆画と文でほんわか。旅先で出会う人や、同行者のみなさんたちとの交流の様子もほのぼのと描かれ心地よい。 旅行記の魅力って不思議ですね。私は旅好きでもないし、書かれた場所も行ったこともないし行きたいと思っていたところでもないし、なんとなく読んだけれど、読んでいると旅ならではのノリみたいなものが思い出されて、書かれている内容とは関係ない自分の旅の記憶を思い出してはああ楽しかったなあと思ったり、書かれているこんな旅も楽しそうだなあと思ったり。 あれ、意外と楽しく読んだのかも。
Posted by
ほしさんののんびりした鉛筆描きのイラストと文字で綴られると、出てくるとこ全部行きたくなってしまうのです。宮島は何度か行ったけど、また行きたくなりました。なんといっても松本に行ってみたい。男女問わず色々な人と楽しそうな旅をしているのもうらやましいです。
Posted by
松本、岩国、宮島、桜島、阿蘇の紀行絵日記。 ユニークでセンスのいい旅たち。 あちこち真似したい。 熊本で気になった宿を検索してみたら、 地震の影響で休業中だった。 どうかがんばってほしい。
Posted by
猫村さんでおなじみの著者の旅エッセイ。超いやされる~。全く同じ行程で旅したい。みんなでワイワイ楽しんだり一人でのんびり過ごしたり、気に入ったからもう一泊したり、とても理想的な過ごし方。
Posted by
あぁ猫村さんと一緒だ!と思いました。いわゆるイラストエッセイとも違うんだけど、猫村さんの、あ、違った、ほしさんの絵日記みたいな感じ。 もちろん鉛筆画と直筆の文字でね。
Posted by
この本をガイドに旅をしたくなります!紹介されているお店をいくつもメモしました。みんなで、わいわい旅をする楽しさをおすそわけしてもらいました。
Posted by
ほしよりこさん大好き! 猫村さんを生んだほしさん、 やはりすてきな人だなあ。 私も旅に出たくなったよー。
Posted by
たぶんおよそ、この本を読んで攻撃的になったり不快になる人は、皆無なんじゃないのかな?そう思わせてくれるような、やわらかくてあったかい、そんな本。 以前仕事で、グローバルおよび日本の企業広告を調査したことがあったんだけど、日本は311以降、グローバルでもリーマンショック~ギリシャ...
たぶんおよそ、この本を読んで攻撃的になったり不快になる人は、皆無なんじゃないのかな?そう思わせてくれるような、やわらかくてあったかい、そんな本。 以前仕事で、グローバルおよび日本の企業広告を調査したことがあったんだけど、日本は311以降、グローバルでもリーマンショック~ギリシャ危機なんかの関連で広告メッセージが大きく変わった、という結果だった。 想像しやすいとは思うけれど、以前は企業の広告といえば、いかに自社製品やサービスがすぐれているのかを主張することがメインだったけれど、上記以降のトレンドは全体に、「手作り感」とか「完璧ではない自然な感じ」などがベースになっている。企業のメッセージは、「消費者に、自分たちとは違う卓越したサービスを提供する」存在をアピールするものから確実に、消費者に寄り添い、いかに消費者と自分たちが近いのかをアピールしようとしているメッセージ作りに変わっていたのだった。 そう考えると今のゆるキャラブームとかAKBのような手軽なアイドルの存在とか初音ミクとかと同様に、このほしよりこさんの作風が受け容れられるのももっともだよなーなんて思ったり。 ま、どっかユニバーサルな脱力感、って言う、トレンドとは別の流れかもしれないのだけど。 ・・・とか難しいこと考えなくても、楽しいから読んでみて? と、いう感じです。 なんかね、そば食べるためだけに山登って、温泉はいりたい~~! そんな気分になりました。ほわほわ。
Posted by