1,800円以上の注文で送料無料

悪の教典 の商品レビュー

3.6

235件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    76

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    5

レビューを投稿

ラストが少し残念

主人公のキャラクターが中途半端でなく丁寧に描かれており、飽きることなく読み進めることができた。ラストの部分が少しひねりがないように感じられ、残念だった。新たな事実や、仕掛けがあれば更に良かった。

平塚 泰司

2024/01/28

映画よりは面白いが、映画のイメージが大きいので(先に見たから)違うところを比べながら読んでしまった。

Posted byブクログ

2023/08/14

映画を見ました。内容はそんなに面白いとは思わなかったけど、人が撃たれるシーンはめっちゃすっきりしました。撃たれすぎて。

Posted byブクログ

2022/08/06

グロい、吐き気がする でも、それを感じさせる描写、展開見事… 胸糞な内容なのに読み始めたら止まらなかった 作者は天才

Posted byブクログ

2019/09/23

分厚すぎて読みにくい。聖書を意識しているらしい。文庫になってから全部読み終わった。貴志祐介はこういう話が得意らしい。最後のほうはちょっと無理矢理なエンディング。ELPの悪の教典♯9まで出てくるとは思わなかった。高校生のバンドがコピーするのは無理があるのでは。

Posted byブクログ

2019/01/08

【上下巻のレビュー】 後半の失速が惜しまれる 2011年のこのミス1位これかぁ。上巻は確かに善人と悪人の仮面の使い分けが面白かったが、下巻の学校での殺戮劇は失敗では。上巻での蓮実の冷静さ、計画性は一気に失われてしまった気がする。やるならもっと徹底して欲しかった。この人のマイベス...

【上下巻のレビュー】 後半の失速が惜しまれる 2011年のこのミス1位これかぁ。上巻は確かに善人と悪人の仮面の使い分けが面白かったが、下巻の学校での殺戮劇は失敗では。上巻での蓮実の冷静さ、計画性は一気に失われてしまった気がする。やるならもっと徹底して欲しかった。この人のマイベストは未だ「黒い家」。

Posted byブクログ

2023/09/14

中学生の頃、デビュー作を読んで以来ずっと推してきた作家。『青の炎』まで読み続け、就職以来本を読むどころじゃなくて遠ざかっていたが久しぶりに手に取ったのが本作。そして唖然。これはちょっと…… 文章は変わらず読みやすく、描写は巧み。前半はかなり面白いが、中盤以降の行き当たりばったり...

中学生の頃、デビュー作を読んで以来ずっと推してきた作家。『青の炎』まで読み続け、就職以来本を読むどころじゃなくて遠ざかっていたが久しぶりに手に取ったのが本作。そして唖然。これはちょっと…… 文章は変わらず読みやすく、描写は巧み。前半はかなり面白いが、中盤以降の行き当たりばったりな犯行と杜撰な後始末がらしくない。どの作品でも、万全を期した犯行がほんの僅かな痕跡や偶然をきっかけに暴かれていくのが魅力と感じていたのに、花壇からなくなっていたある物体をきっかけにあっさり犯行のあらましを看破する高校生に呆然。そりゃないよ! 他の版まで確かめなかったが、私が読んだ本では誤植が二箇所あり、それも興醒めした一因。 だめ押しはオチ。完全なる蛇足。 どんな事情があって作家や出版社がこれにゴーサインを出したのか……ファンなだけに辛い。

Posted byブクログ

2018/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

貴志祐介さんの本は初めて読みました。 ぶ厚かったし文章が二段に分かれていたのでちゃんと読み切れるか不安でしたが、読み始めたらわりとスラスラ読めました。 序盤はちょっと「ここ必要ある……?」などと思ってしまって気持ちがダレてしまった部分もあったけれど、一部の生徒達の性格やエピソードがしっかりページを割いて掘り下げられていたおかげで終盤の殺戮シーンがより恐ろしい仕上がりになっていて震えた。 40名以上の人間が居るとさすがに全員の話をしっかりと盛り込むわけにはいかず、名前が出たと思ったら殺害されていた子も多かったですがこれは仕方ないか。 銃口を向けられてアニメや漫画のような役者みたいな反応をする生徒はあまりおらず、みんなただなす術なく淡々と殺されていく様が妙にリアルでした。まるで状況を飲み込めないまま撃ち殺された子もいたし。 序盤で退学処分になった蓼沼くんが殺戮の日に偶然にも(?)学校に戻って来た事から、てっきり伏兵である蓼沼くんがハスミンの凶行を止める鍵になってくれるだろうかと期待しましたが、あっさり最初の方で殺されてしまったのはちょっと面食らいました。 私はこの本の存在を数年前に映画版の番宣で知ったのですが(でも結局映画は未視聴)、どうして銃を持っているとはいえたった1人の人間が校舎内で1クラス全員を射殺出来たのか?とずっと疑問に思っていたので原作を読んだことでその謎が解けて良かったです。 殺戮の部隊が学校の校舎なら外に逃げるか電話をするかして外部に助けを求めれば良いし、例えば1つの教室内にクラス全員が留まっていたとしても銃弾の補充をしたりしているうちに何名かは殺し損ねるんじゃないだろうか?と不思議だったので……。 それにしても、これだけ他人に関する感情移入が出来ない人間にもいっちょ前に性欲はあるんだな……と思ってしまった。 そこがまたハスミンに対しての嫌悪感を増幅させる。 この学校、生徒と不適切な関係にある教師が多すぎるでしょう。 その上その中で真剣に付き合ってたのは久米先生と前島くんくらいだし……(そうは言っても同性同士だろうがなんだろうが犯罪は犯罪なんですけれども)。 安原さんはハスミンの事が本当に好きだったみたいですが、ハスミンはどうだったんでしょうね。 本人も気づかないまま初恋(?)をしていた京都の女の子と安原さんを重ねていたし、少しは情があったと信じたい。 恥ずかしながらAEDに録音機能があるのは初めて知りました。無知です……。 結局はそこに残されていた音声がハスミン逮捕の決め手になったわけですが、実際にあの凶行を目撃した片桐さんと夏越くんという生存者がいて、彼らが「蓮実聖司こそが犯人だ」と警察に訴えただけでは逮捕って出来ないものなんでしょうかね。

Posted byブクログ

2017/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかったけど、そう言うのをためらってしまう作品。理由は、蓮実の非道ぶりが半端ないのと、いろいろと矛盾や疑問を感じるため。 例えば、殺人には計画性が必要と言っておきながら、その場しのぎで簡単に人を殺して、しかも後処理がお粗末。後半の大量殺戮もそうだけど、運と直感に頼りすぎ。 素人に死体のふりは無理と言ったすぐ後に、死体のふりした生徒にあっさり騙されるし。他にも気になるところは数知れず。 ハラハラしたし一気読みしたけど、突っ込みどころが多くてなんだかもやもやしてしまう。つい批判したくなるのは、やっぱり蓮実への嫌悪感と、殺伐とした内容のせいかもしれない。

Posted byブクログ

2017/07/15

前半は文句なしに面白かったんだけど、後半の大量殺人のあたりから、ちょっと盛り下がりました。なんか、とりあえずみんな殺していこう的な感じで。やっぱ、生徒全員を標的にするのは書くのも大変なんでしょうが、もう少しどうにかして欲しかったな。でも、面白かったです。この作家の他の本も読んでみ...

前半は文句なしに面白かったんだけど、後半の大量殺人のあたりから、ちょっと盛り下がりました。なんか、とりあえずみんな殺していこう的な感じで。やっぱ、生徒全員を標的にするのは書くのも大変なんでしょうが、もう少しどうにかして欲しかったな。でも、面白かったです。この作家の他の本も読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ