NOと言えないあなたの気くばり交渉術 の商品レビュー

藤田尚弓【著】

2020/07/17

備忘録
・交渉準備は自分の気持ちの理解から。自分のギリギリポイントを事前に決めておく。相手のギリギリポイントと推測しておく。
・印象は相手の満足するポイントを変えてしまう。相手の立場に立ち、どんな印象をもつかイメージする。(例:何とか買っていただけませんか？→お譲りしましょうか？
お願いがあるんです→いい話があるんです)
・情報開示は慎重に。不利になる情報をわざわざ伝える必要はない。
・プランBを用意することで、新しい別の解決策に気づきやすくなる。別プランがあることが心の余裕を持たせる。
・最初の条件提示は交渉の流れを作るため慎重に。ギリギリからはじめると相手の満足度が低くなることも。
・交渉ではお互い合意しやすい部分を先に固め、ややこしい調整を後で行う。(はじめでうまくいかないとネガティブ感情がいい流れを阻害する。)
・交渉は準備。優先順位、リザベーションプライス、交渉幅、譲れるポイント、譲れないポイント、譲歩カード、条件提示、プランBの準備はメモしておく。
・物事の良い面・悪い面の両方を伝えることを「両面効果」といい、あとから聞いた方が印象に残る。強調したいことは後から伝える。相手が使ってきたときは、キーワードのみメモor頭の中で前後を逆にし、冷静に効果を相殺する。
・交渉では丁寧な態度が相手の判断に悪影響を及ぼすことが少なくない。

2016/08/06

「言葉は人間が用いる最強の麻薬だ」（ノーベル賞作家　キプリング）
ここぞの時には手元に置いて、頭を整理するのによい本。

2014/12/03

「丁寧に話せば大丈夫だと思ってませんか？」が印象的だった。日常生活の交渉事ならこのレベルを押さえておけばいいのかもというぐらいの丁度よさ。

2013/07/02

ほとんど小説しか読んだ事のない僕でも、あっという間に読めました。
とても身近でわかりやすい事例がたくさん載っていますし、実にわかりやすく説明されているので読みやすかったです。
本書はタイトルの通り、交渉における重要なポイントが数多く書かれています。また、交渉に限らず、コミュニケーションに欠かせない気遣いや気配りまでもわかりやすく書かれています。
日常に取り入れやすく、あらゆる分野の人にも役に立ち、タメになる一冊だと思います。

2012/07/05

とある冴えないサラリーマンを主人公に、効果的な交渉の仕方を解説した本。交渉ではその場の勝ち負けではなく、長期的な目で良好な関係を築いていくことが肝要、と説く。本文中にあるように、武田信玄の『勝ちは六分でよしとする』精神が交渉の要なのかもしれない。
それにしてもこの本の著者の経歴が不思議だ。

2011/11/28

交渉苦手ですか？と質問されるとほとんどの人がハイと答える…どうしても、人を打ち負かさないと～と思いがちな、交渉…でも、聞いてみないとわからないこととその前にやるべきことがあったんです…
http://ameblo.jp/148take/entry-11091437800.html