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日本破綻を防ぐ2つのプラン の商品レビュー

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2022/07/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

20210730- 0827.本書は10年近く前に買って積読になってた。2021年、コロナ禍に苦しむ現在読むと、なんか苦笑せざるを得ないところが多数。現在のところ不良債権問題は金融庁等の厳しい基準と検査のおかげもあってほぼ終息しているといえよう(もちろん、今後コロナ禍の影響で資金繰りが苦しくなる(特にサービス)産業などが増えれば楽観視場できないが)。 10年の間に為替相場はだいぶ円安になった。これは輸出やインバウンド客をあてにするにはよかっただろうが、エネルギー(特に石油!)を中心とした原材料、食料の安定供給からは決して良い状態ではない。現に、ガソリン代はここ数年高止まりしているし大豆や魚もアジア(中国)等に買い占められる事態も生じている。 今からSWFを作ることは可能だろうか、ゆうちょマネーも心もとないと思うが。。。

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2012/06/25

読了後、はたと気づいた。実は政治家は破綻を狙っているのではということ。破綻という状態ならば、アメリカも国債の売却を認めざるを得ないし、円安であれば、大損が小損くらいには回復しそうだし、辛いことも沢山あるけど、結構いいこともある。破綻を防ごうと今は努力するポーズをとっているだけなの...

読了後、はたと気づいた。実は政治家は破綻を狙っているのではということ。破綻という状態ならば、アメリカも国債の売却を認めざるを得ないし、円安であれば、大損が小損くらいには回復しそうだし、辛いことも沢山あるけど、結構いいこともある。破綻を防ごうと今は努力するポーズをとっているだけなのでは。などと思うのは自分だけだろうか。

Posted byブクログ

2012/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これも日本経済・日本財政シリーズ。学者が書いてますって感じ。 著者①は小黒一正氏。京大⇒大蔵省⇒一橋大准教授。著者②は小林慶一郎氏。東大⇒通産省⇒一橋大准教授。 古賀さんの本読んでからなあ、これも増税止む無し論なんだけど、でたよ大蔵省出身とか思うと、ムムと読む。 感想。言いたいことはわかるが、結局この本も国債暴落は避けられない、その可能性が高いってことを前提としているんだけど、その信憑性がぼくにはわからないのだよ。この本では「ある一定割合以上に国債価格が高まると、ある瞬間、一気に価格が暴落する。それが実証された」みたいな表現があるけども、よくよく読んでみると相転移っていう物理?化学?の概念を経済に持ち込んできている考え方みたいで、??ってレベルの主張みたいだけど。それをよりどころに話がぐいぐい進むから、なんか嫌なんだけど。 ただ、その世界を前提とすると、円高時のうちに海外投資を積極に行っとけば、もしも日本経済がやばくなっても、円安⇒円高時の海外投資部分が大きく価値上昇で幾分かカバーできるよとかって話はなるほどなと思う。でもこれも副島さんの主張だと返らぬ投資は売国行為ってことだけどね。おれも官僚がやるとムムと思わせる。 あとね、よくあるこのまま国の借金が増えてくとすぐに家計を食いつぶすていうのも、人口減とかいってれば借金そこまで増え続けるの?とか。 そんなとこで。

Posted byブクログ

2011/11/29

ひさびさにマクロ経済の基本を勉強した気分になりました。世代会計での正攻法と外貨建資産保有によるプランB なぜその提言になるのかを詳しく説明してくれています。 正攻法、世代間公平委員会、事前積立のすすめ、では子供を持つ身としてはやはり世代間の不公平は取り除かないといけないと痛感させ...

ひさびさにマクロ経済の基本を勉強した気分になりました。世代会計での正攻法と外貨建資産保有によるプランB なぜその提言になるのかを詳しく説明してくれています。 正攻法、世代間公平委員会、事前積立のすすめ、では子供を持つ身としてはやはり世代間の不公平は取り除かないといけないと痛感させられましたし、プランBの「財政破綻(国債価格の暴落)に至る確率が非常に高いという前提なら、日本の公的部門が円建て債務をあえて増やしてでも外貨建て資産を蓄積する方がいい」という話もなんどもその理由を詳細に説明されていて説得力がありました。 とはいうものの、ではギリシア、スペインの国債を買いますか、というとそれはそれでまた議論の尽きぬことになると思いますが、とにかく財政再建のためにはこういったいろいろな議論が必要であるし、勉強しないといけないなと思いました。

Posted byブクログ