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「知る権利」と「伝える権利」のためのテレビ の商品レビュー

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2014/06/12

学生時代、少しお世話になった先生の本。 自分の学科の授業ではなかったので、通年で1単位のみでしたが、とても誠実な先生という印象があり授業も丁寧で面白かったので、メディア関係の本は先生の名前で探してました。 そこで見つけたうちの一冊がこちら。 ざっくり言うと、3.11の報道を基準...

学生時代、少しお世話になった先生の本。 自分の学科の授業ではなかったので、通年で1単位のみでしたが、とても誠実な先生という印象があり授業も丁寧で面白かったので、メディア関係の本は先生の名前で探してました。 そこで見つけたうちの一冊がこちら。 ざっくり言うと、3.11の報道を基準に、メディアの現状から、今後メディアがどうあるべきかという内容を論じているのが本書です。 日本においてテレビというのは現状では一方通行でありしがらみも多く、十分な情報を伝えきれていない。 事故や事件が起きた場合の統制されたニュースは、混乱をきたさないという意味では良いことであるが、実は人々がパニックを起こすのは正確な情報が行き渡らない時であると言われているという。 事実が開示されていると思えるかどうかが冷静な対応へのカギであるとすれば、日本のメディアの現状はその場しのぎな情報であることは否めない。 そんな現状において、本書で印象に残った一文。 “人々が「表現の自由」を高めていくためには、豊富な情報にもとづく十分な知識が必要である。” インターネットの普及で、個人がメディアになれる時代。 十分な知識がないまま、表現の自由を盾に情報発信している人もたくさんいます。 なのでユーザーのわたしたちは、もっと賢くならなければいけないと思います。 ・・・続く

Posted byブクログ