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冲方丁のライトノベルの書き方講座 の商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2013/02/03

このテのハウツー本もたまには読んでみたかったことと、 沖方丁先生の本が読んでみたかったこともあり読んでみました。 うん、中々良かった! 正直、ハウツー本で「こう書け!」などと書いてる本は大嫌いです。 この本はむしろ、「自分はこう書いてます」と 「こんな遊びをすると面白いよ」な本...

このテのハウツー本もたまには読んでみたかったことと、 沖方丁先生の本が読んでみたかったこともあり読んでみました。 うん、中々良かった! 正直、ハウツー本で「こう書け!」などと書いてる本は大嫌いです。 この本はむしろ、「自分はこう書いてます」と 「こんな遊びをすると面白いよ」な本で、これが正しいなどは全くありません。 しかしながら、現在作中で謝っておられますがこの先生も例に漏れず、 読者に失礼なプロが山ほどいるなぁとも思いますね。 完結していない、続きが出ない、なのに同先生の新刊は出続けている、 みたいなプロの多いこと。 これはその作品が大好きなファンには辛い。 せめて打ち切りだの、切ない事情がわかれば、なんて思ってもしまいます。 だからでしょうね、最近WEB発の書籍化が多いのは。 WEBでヒットした下地である程度は安心、作者がネタ切れになるリスクも低い、 つまり読者が裏切られにくい。 ちなみに先生が書かれていたこととも通じますが学生時代の国語のテスト って、もの書きのハウツーが凝縮されていた気がします。 そういう問題集をやってみるのもいいかも?

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2012/11/26

「マルドゥックスクランブルが書ける!」という帯の煽りを見て買ったものの、マルドゥックスクランブル読んだことなし。というかこの作者の作品は天地明察しか読んだことがなかったためよくわからないまま読み終えてしまった。

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2012/09/11

2012年9月7日読了。沖方 丁によるライトノベルの書き方講座。ライトノベル的にウケるための小技(萌えだのキャラだの)に特化していない内容。著者自身が悪戦苦闘した経験・当時作成したプロットメモなどの解説と、そこから抽象化された各ステップ・やっておいた方がいいことのアドバイスなど、...

2012年9月7日読了。沖方 丁によるライトノベルの書き方講座。ライトノベル的にウケるための小技(萌えだのキャラだの)に特化していない内容。著者自身が悪戦苦闘した経験・当時作成したプロットメモなどの解説と、そこから抽象化された各ステップ・やっておいた方がいいことのアドバイスなど、確かに具体的で「よし、これなら一つ俺も小説を書いてみよう」と思わせるガイドだ。『マルドゥック・スクランブル』の制作メモが見れるのは非常に興味深いが、正直ファンタジー世界を舞台にしたライトノベルは世界設定・固有名詞の段階から読むだけでこっぱずかしくなってしまうのは、私が歳をとったからか。「才能」とか「技術」だけでなんとかなるものでもないし、技術が才能をスポイルするものでもない。求められるものを理解したうえでトレーニングを積む、というプロセスが何においても必要なんだな。

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2012/05/18

 冲方丁さんが自分の作品のプロットを例に挙げながら創作法を教えてくれるよ! という本。冲方丁さんの著作をほとんど読んでないのに何でこれ買ってしまったんだろう。作家さん本人からマルドゥックの詳細なネタバレを喰らってしまった。  簡潔で抽象的なアドバイス多め。精神論っぽいのも多め。...

 冲方丁さんが自分の作品のプロットを例に挙げながら創作法を教えてくれるよ! という本。冲方丁さんの著作をほとんど読んでないのに何でこれ買ってしまったんだろう。作家さん本人からマルドゥックの詳細なネタバレを喰らってしまった。  簡潔で抽象的なアドバイス多め。精神論っぽいのも多め。でも不親切というほどでもなくて、困ったときに読み返すと役立ちそうな感じ。  この本でいうところの「主題」は、こないだ読んだ「遺言」(岡田斗司夫)における「テーマ」と同じものなんだろうな。プロットを公開してくれるんだったら、その作品の主題についても解説してほしかった。

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2012/05/13

 蒼穹のファフナーが好きで、冲方先生のこの本も気になっていました。帯に書いてあった「キミにも『マルドゥック・スクランブル』が書ける!!」という文を見て、大きく出たなーと興味を惹かれたこともあり、手に取ってみました。  ファフナーのTVアニメ版、劇場版、小説版は全て見て読みましたが...

 蒼穹のファフナーが好きで、冲方先生のこの本も気になっていました。帯に書いてあった「キミにも『マルドゥック・スクランブル』が書ける!!」という文を見て、大きく出たなーと興味を惹かれたこともあり、手に取ってみました。  ファフナーのTVアニメ版、劇場版、小説版は全て見て読みましたがマルドゥックスクランブルは読み途中ですしカオスレギオンはまだ未読なので、現在作品とは関係ない小説の書き方の章とファフナーの章だけ読んであります(ネタばれは避けたいので)。  話を書くにあたって最初の部分、ネタ出しの時にとても参考になる本だなというのが今のところの印象です。ライトノベルに限らず、漫画なども含めた『物語』の書き方の具体例が示されています。先生ご自身のヒットした作品を例に説明されているので説得力もあります。  また、終始テンションが高くライトなのでさらっと読めました。

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2012/04/11

平易に書かれているのですぐ読み終わった。 具体的なテクニックの数々はすぐに役立ちそう。 ギャグがちょっとすべってないか、と思ったがレビューで自作について書くときの照れ隠しではないかと推測していた人がいたが、そうかもしれない。 冲方氏の熱心な読者は面白さ倍増だろう。 そうでな...

平易に書かれているのですぐ読み終わった。 具体的なテクニックの数々はすぐに役立ちそう。 ギャグがちょっとすべってないか、と思ったがレビューで自作について書くときの照れ隠しではないかと推測していた人がいたが、そうかもしれない。 冲方氏の熱心な読者は面白さ倍増だろう。 そうでなくても一読の価値あり。すぐ読めるし。

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2012/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主な対象年齢が10代 著者なりの書き方とアドバイス 著作を一つも読んでいない状態で読んでいいものかと考えたものの、逆に設定を煮詰めていく様子なんかは「完成した作品」に関する文章以外の先入観が無い分良かったと受け取れた。 自分が産み出した作品に関しては恥ずかしさなのか勢い良く書いたのか妙にテンションが高い状態で解説している。 テーマの「難民」を入れるときの自分の書きたいものと編集者との擦り合わせも裏側としてめずらしいもの。 テクニック等はさすがというか産み出てくる文字が広がりを持ちそうな印象を多々受ける。

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2011/12/17

冲方さんの「天地明瞭」からこの本の存在を知り購入。初めての小説How to本だったが、こう描くべきだとかいう堅苦しいことは描かれていない。むしろ、この売れっ子小説か何を考えながら描いているか等裏側が少し覗けたので面白かった。ここまで綿密に計画を建てているのかとプロットを見ながら思...

冲方さんの「天地明瞭」からこの本の存在を知り購入。初めての小説How to本だったが、こう描くべきだとかいう堅苦しいことは描かれていない。むしろ、この売れっ子小説か何を考えながら描いているか等裏側が少し覗けたので面白かった。ここまで綿密に計画を建てているのかとプロットを見ながら思ったし、何より小説を描くということが結構身近に感じることができたのが収穫。

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2011/12/14

2011 12/13読了。WonderGooで購入。 もともと気になっていた、ラノベ作家自身の手による小説指南。 文庫化を機に購入してみた。 「ライトノベルの書き方講座」とあるけれど、中身はラノベに限らず小説、というか物語の書き方指南本。 冒頭にはシュピーゲルを機にラノベから引退...

2011 12/13読了。WonderGooで購入。 もともと気になっていた、ラノベ作家自身の手による小説指南。 文庫化を機に購入してみた。 「ライトノベルの書き方講座」とあるけれど、中身はラノベに限らず小説、というか物語の書き方指南本。 冒頭にはシュピーゲルを機にラノベから引退する、とした心境等も描かれた著者へのインタビューも収録。 その後は、冲方丁が口語調の文体で、ノリツッコミ等交えつつ自分なりの小説の書き方や詰まった時の対処等について書いていく。 「読む娯楽から書く娯楽へ」というコンセプトが面白い。実際に書きたくなるかどうかは人によりそうだけれども。

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2011/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 プロローグで小説を書くことの気楽さを述べておいて、直後の1~3章で己の超絶技倆を魅せつけ、志望者の心を折るという凄まじい構成の技法書であった。書きたいことを見つけたり、イメージをすくい取ったり、キャラの心情を追ったり、世界を構築したり、プロットを立てたり。そもそもそういうことを出来る人っていうのは限られていると思う。冲方先生は空気を吸うようにこういうことができる人なんだろう。「こうすればできる」ではなくて、「こういう風にするといい」しか書いてない。人は自分の強みに無頓着といういい例だと思った。もっとも私が特別不得手なだけで、マジョリティはできるのかもしれんがそれは知らん。  あと自分が読みたかったのは「小説の文章」の技術であって、「小説の中身」の技術ではなかったのだと最後に気づいた。最後の最後でちょろっと触れる以外は全部中身の話だった。  

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