働きながら、社会を変える。 の商品レビュー
(2013/1/19読了)「パートタイムの社会貢献」についての書。ボランティアするなら生活の全てを投げ打たないと=フルタイムでないと参加できない、というのは結局できる人が限られてしまう。パートタイムでも出来る、というところがポイント。
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これ読むと、自分ももっと社会のために頑張ろう、自分だけのためじゃなくて、人のために生きようって思うよね。 せっかくこれまでのところ比較的満足に与えてもらった人生なんだから、なんか返していかないといけないよね。
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刺激になる本だった。LIPの思いが伝わってきた。そして、施設の現状をわかりやすく書いてて、後輩たちにぜひ読んで欲しいなと思った。自分たちができることについてまたしっかり考える必要あるんじゃないかな?そして、他の施設に関わる団体にも興味が湧いた。
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酒井穣氏がおすすめしていた本で、いつか読もうと積読になっていました。 非常に考えさせられる一冊でした。 ・児童養護施設の現状の過酷さ。 ・日本における貧困(貧困の再生産、スパイラル化) ・社会人が社会をかえるためにパートタイマーとして参加することの意義 パートタイマーとして参...
酒井穣氏がおすすめしていた本で、いつか読もうと積読になっていました。 非常に考えさせられる一冊でした。 ・児童養護施設の現状の過酷さ。 ・日本における貧困(貧困の再生産、スパイラル化) ・社会人が社会をかえるためにパートタイマーとして参加することの意義 パートタイマーとして参加する具体的な方法論がもっと知りたいところでしたが、そのあたりはまだ著者も模索中なのかな、と。 とはいえ、読み応えのある一冊でした。 これからの自分の生き方を、改めて考えさせられました。
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投資の仕事をする若い著者が、児童福祉施設の問題に関心持って中を見て感じたこと調べたこと始めた活動について書いた本。資金の観点からの活動も成る程彼の専門性に即した行動。目線の位置、問題意識、入り方に共感を持ち刺激を受ける一方、自分の動き方を考える。
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プロボノ論などの一般的な話ではなく、児童養護施設への寄付の仕組みや途上国のマイクロファイナンスを手掛けるパートタイムのNPO「Living In Peace」の話。施設やそこにいかざるを得なかった子供たちを取り巻く実態もさることながら、パートタイムメンバーだけで運営されるNPOが...
プロボノ論などの一般的な話ではなく、児童養護施設への寄付の仕組みや途上国のマイクロファイナンスを手掛けるパートタイムのNPO「Living In Peace」の話。施設やそこにいかざるを得なかった子供たちを取り巻く実態もさることながら、パートタイムメンバーだけで運営されるNPOがインパクトを与える仕事をすることこそが社会を変えて行くんだという信念に共感した。 •極度の貧困を終わらせるために必要な年間支出は先進国の人々の所得の2.4% •1週間のうち平日の夜と週末の1日を使って社会に貢献する人がいれば、1週間のうち10%強をその活動に使うことになる •世の中の5分の1の人がそういう活動をすると、世界は変わる 目標へのアプローチとして「所得の2.4%」だけを見据えるのではなく、その所得を稼ぎ出すビジネスパーソンの時間に着目したことに感銘。 手触りを感じられるレベルにまで目標を引き下ろすことができれば、やれることはたくさん見えてくるんだと思った。
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意外かもしれませんが、この本を読む時には手袋をしなくてはなりません。 著者の熱い思いに火傷します! 熱意をもって挑む姿勢に、心が震えて一気に読みすすめました。 内容の柱は自分が今まで悶々と考えてきた内容とほぼ一致。 意気込みの部分。子供への思いや社会の役割についての部分などが。 同じように考えている人が存在することに喜びを感じました~~ でも同時に、行動力とかいろいろなものに嫉妬しました。 行動って大切!! 子供に興味がある人、社会的な暴力に断固反対の人、日本変えたろやないかいって思っている人、優しさは兼ね備えているけど熱意に着火されていない人。 読んでみ!! なんで児童養護施設を始めとした「子供をまもる仕組み」が弱いのか。 なんでこう言う実情を、知らない大人がいるんでしょう。 知らないままでは、いちゃいけない現実を、本を通して覗くことになります。 でも、氷山の一角・・・の、表面でしょう。 そんな説明しづらく、お金のこととか文章じゃ表現しきれないことを、本業の数字を活かしてデータに現し、根拠論文なんかも引っ張って説明してくれている部分は、非常に勉強になりました。 引用している偉人の本も、孫引きじゃなきけど、読みたくなる! 医療・福祉・教育に関わる職種だけではなく、どんな業種も社会を変えることができます。 その思い、一緒に共感しませんか??
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自分なりのアンテナでひっかかった部分を。 「行動のないところには何の変化もないし、行動を何もせずに現状を批判するのは虚しい。本当に世の中をよりよい場所にしたいのなら、自分自身を見つめなおして、まず自分自身から、次に自分の身のまわりから変化を起こすことだ。一人の行動はそれきりで終わらないようにすることができる。一人の行動を見た10人が新しく行動を始める場合がある。だから、自分の行動がもたらすインパクトが小さいとはじめからあきらめずに、行動を起こすとよいと思う。」 「当たり前のことかもしれないが、本業を持っている人は、本業でしかるべき成果をあげてから他人のための活動を始めるべきだと思う。自分のことをちゃんとできてこそ、他人のための活動ができるというものだ。 それに、まっとうにお金を稼ぐこともまた重要な社会貢献だ。」 「言い出したら、一人になっても続ける: 僕が何があっても守ろうと思っていること。それは、『成功するまでは、最後の一人になるまでこの活動を続ける』と宣言し、態度で示すことだ。」 「パートタイムの活動であっても、世界をよりよいものにできる。情報技術が進歩し続けている現代においては、その可能性は飛躍的に高まっている。もちろん難しさもあるけれど、パートタイムゆえの強みはあるはずだし、僕たちはその強みを最大限に活かした活動をしようとしている。」
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過去を変えることはできない。 それは時間の流れの彼方に鎮座しつづける。 僕たちが過去に対してできることは、意義を付与することだけだ。 なんらかの苦しい思い出からつくられてしまった心の傷だって、 やり方によっては、よい方向に導くことができるかもしれない。 嫌な自分を変えようという思いが、何らかの善行に人を駆りたて、その行動が成功体験につながる可能性がある。 もちろん、「他人からよく思われたい」という動機だけで何らかの行いを続けるのには限界がある。 が、入口としてそういった気持ちを抱くことは、否定しなくてもよいと思う。 それに、心に傷を持っている人は、同じような境遇にある人の苦しみを理解することができる。 人間は、自分の経験の延長線上でしか、他人のことを理解できないのかもしれない。 (中略) 児童養護施設にいる子どもたちは、他人の心の痛みをよりよく理解できると思う。 そして、それがいつか、かけがえのない財産となる日がくるかもしれない。 茨木のり子さんの詩「汲む」を思いだす。 あらゆる仕事 すべてのいい仕事の核には 震える弱い「アンテナ」が隠されている きっと・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 慎泰俊さんの著書 『働きながら社会を変える ビジネスパーソン 「子どもの貧困」に挑む』(英治出版)を読みました。 この本は、著者の慎さんが、本業とは別に、児童養護施設の子どもたちを支援する活動を始めることになった経緯、児童養護施設の子どもたちが抱えていること、施設を取り巻く環境や課題などをまとめています。 私の心にとまったのは、上記の箇所でしたが、 茨木のり子さんの「汲む」という詩は、いいですね(*^_^*) 震える弱い『アンテナ』 とは、何でしょう? 心の弱さ、心の中にある痛み、心に負った傷 それらを感じとる能力 かな・・・。 心に痛みを感じること 心に傷を負うこと それらは辛い経験ですが、 その後の人生において「いい仕事」の「核」となる可能性もある。 そう信じたい。と思います。
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本業としてのビジネスを続けながら、自分の時間の一部を使って 社会貢献をするための方法を提案する書。 中でも特に、児童福祉施設の問題に焦点を当て、その解決への取り組みを綴っている。 児童養護施設の実態を描きながら、実際に何が問題で、どのようなことが必要とされているのかということを、...
本業としてのビジネスを続けながら、自分の時間の一部を使って 社会貢献をするための方法を提案する書。 中でも特に、児童福祉施設の問題に焦点を当て、その解決への取り組みを綴っている。 児童養護施設の実態を描きながら、実際に何が問題で、どのようなことが必要とされているのかということを、わかりやすく解説している。 後半部分は少し硬い印象を受けるが、全体としては、社会貢献のあり方、またその実践方法を具体的に提示しており、良書である。 自分も何らかの形で関わりたいと思わせられた。
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