悲しみのゴンドラ の商品レビュー
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スウェーデン 深きものーさまざまのマスクを試しては捨てるあの力が これをこそ 彼のために選んだのだ 自らの顔は見せぬまま 人々の内に入りくる意思を持つ かの深きものが わたしはもはや旅することにさほど心を惹かれなくなったのだ。だが旅の方がわたしを訪れてくる。 生きなければなら...
スウェーデン 深きものーさまざまのマスクを試しては捨てるあの力が これをこそ 彼のために選んだのだ 自らの顔は見せぬまま 人々の内に入りくる意思を持つ かの深きものが わたしはもはや旅することにさほど心を惹かれなくなったのだ。だが旅の方がわたしを訪れてくる。 生きなければならぬわれら 細かく生えそろう草と 地中の嘲笑と 陽はもはや低い 我らが影は巨人のもの 瞬時に落ちくる闇 わたしは目を閉じる 音のない世界が存在し 亀裂が一つ 死者たちはそこから ひそかに境を超えて送られる 光がわたしに追いつき 時を折りたたむまで 絶望の壁 行き交う鳩たち 顔は持たずに
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2011年ノーベル文学賞受賞。 wikipedia → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E...
2011年ノーベル文学賞受賞。 wikipedia → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%AB トーマス・トランストロンメル(トンマス・イェスタ・トラーンストレメル、Tomas Gösta Tranströmer [ˌtʊmːas ˈjœsˈta ˈtɹɑːnstɹœməɹ], 1931年4月15日 - )は、スウェーデンの詩人。ストックホルム生まれ。 戦後のスウェーデンを代表する詩人で、短い自由詩のなかに神秘的世界をイメージ豊かに描く詩人として知られる。音楽性も豊かで自然描写に優れ、独創的なメタファーを駆使することから「隠喩の巨匠」と呼ばれる。作品は60以上の言語に翻訳されている。来日経験はないものの、日本の俳句にも深い造詣を持つ。
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ノーベル賞作家。 病後初の詩集らしい。 スカンジナビアの作家の作品はあんまり読んだことがなかったからか、理解できたのかかなり怪しい・・・。 言葉の組み合わせが、今まで読んだ本たちと違う気がした。
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言語感覚の違いなのか、翻訳によるものなのかは分からないが、魂の揺さぶりやときめきは感じなかった。感じたのは重さ、閉塞感というブルーな感情。 ただ翻訳が無ければこの心情風景に触れることもできなかったので翻訳者には感謝したい。
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詩の翻訳それ自体の難しさを感じた。翻訳されなければ意味自体はわからないのだけれど、感覚まで知ることは難しいな、と。
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http://blog.goo.ne.jp/abcde1944/e/d4327c3be1222b0397e499502db8e78e
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