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短歌と人生 の商品レビュー

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2017/08/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

「かなし」を全て「悲し」ないし「哀し」で解釈してて「愛し」の解釈が全くなかったのが少々気になった。解釈は人それぞれだけれども。 作歌を始めたばかりの著者が名歌を紹介しながら味わい深さを解説するみたいな…章によっては著者の人生にかなり引き寄せて語られている。(そもそもの主旨がそんな感じ) p34 立ち遅れ立ち遅れ生きてゆくことのこれ迄の如くこれからもまた 清水房雄【蹌踉途上吟】 p15 さて、短歌とはいかなるおmのか、現時点の私の短歌観はこんなところにある「。現象は詠まれれることによって光が当たり細やかに深く捕らえられ、また改めて見直され便戯されて、より映え輝き、物事の真理を映し出す。読者hあ共感した理、描かれた世界に思いを馳せたり、また独自の意味を考えた理してひとつに歌は広がりを持つ。  一枚の絵と同様、すぐれた短歌も一種のうとぉ通して一瞬に読む者の心を捉える。柄が構図や色彩によるのに対し、短歌hあ言葉とその配列やリズムに取って様々なことを語る。下言葉が大事であるが、三十一字の短詩である短歌は、どんな言葉で表現するかが極めて重要になり、短いだけに一語一語が生命となる。  こもように考えると、短歌の秘める表現力に気づかされる。そしてその文学生徒魅力、奥深さがほの見えてひきこまれりのである。 p128 夏行けばいっさい棄てよ忘れよよいきなり鼻になる曼珠沙華 紺野寿美【若夏記】 p141 生の終わりに死のあるならず死のありて姓はあつなる生きざらめやも 橋本喜典【無冠】 p167 さらにまた生きてゆくべしまだし乱舞自分に会へるたのしみがある 安立スハル【安立スハル全歌集】 p115 なぜ短歌か 自由詩にはたんかのような提携や音数の制約がない。小説のような散文ともなればさらに自由に事細かに状況が著述されている。しかし、人生の振り返りに短歌がふさわしいと思うのは、し屋しょうせつとは異なった次のような短歌の特性にあると思われる。 ・凝縮された短詩でインパクトが強い ・抒情詩のため感情を書きたてたレ気持ちが動く ・人間の性や人生が端的に読まれ内容が濃く詰まっている。 ・し屋小説以上に自由な解釈によって膨らめられるので、個人的体験に引き寄せて鑑賞しやすい 成増図書館 911.1

Posted byブクログ

2014/10/26

著者が短歌に向かう姿勢には、共感して読んだ。 が、だからといって短歌が作れるようになるかというと、それはまた別問題だ。

Posted byブクログ