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建築と都市 の商品レビュー

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2012/07/04

 阪にいく途中の新幹線で読了。  丹下健三さんは、だれでも知っている有名な建築家。  やはり主張が時代がかかっている。「ピロティ」「人工土地」「コアシステム」「機能主義から構造主義」。  ひとつひとつ、当時はオーラをもって語られたんだろうと思う。  自分は個人的には広島の...

 阪にいく途中の新幹線で読了。  丹下健三さんは、だれでも知っている有名な建築家。  やはり主張が時代がかかっている。「ピロティ」「人工土地」「コアシステム」「機能主義から構造主義」。  ひとつひとつ、当時はオーラをもって語られたんだろうと思う。  自分は個人的には広島の祈念公園の軸上の風景は好きだが、それ以外は、ちょっと今の生活感についていけない。  当時は、住民の意識とか、参加とか一切考えずに、建築をしていたんだな、そういう、なんか国がばく進している時代だったんだなと分かった。  でも、その思想はながく現役の建物として残るのだから、建築物は怖い側面、冷酷な側面がある。どんどん、時代がかわって思想や社会意識がかわると、うってかわって批判の対象になる。

Posted byブクログ