1,800円以上の注文で送料無料

スリーピング・ドール(上) の商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/01

ちょっと残念

キネシクスのプロフェッショナル、キャサリン・ダンスのキネシクスが楽しめる一品です。

元々は「ウォッチ・メイカー」で初めて出会ったのですが、こんな学問があることを知って、ものすごく興味が湧きました。

キネシクスを使ったやりとりを読み進めるたびに「すごい…...

キネシクスのプロフェッショナル、キャサリン・ダンスのキネシクスが楽しめる一品です。

元々は「ウォッチ・メイカー」で初めて出会ったのですが、こんな学問があることを知って、ものすごく興味が湧きました。

キネシクスを使ったやりとりを読み進めるたびに「すごい…」の一言。まるで詰将棋のように、誘導されていく自分の嫌な汗が止まりません(笑)

ただキネシクス以外の部分は、やはり残念なことに普通の捜査がダラダラ続くのでちょっとだるい感じです。

最後は凶悪犯人とダンスの手に汗握る心理戦!……を期待したのですが、期待はずれでした。どんでん返しはあるのですが、著者にしては普通の?終わり方でちょっと物足りなかったです。

崩撃雲身双虎掌

2022/05/30

本軸のカルト教祖の脱獄という筋書きがまずは面白い。人間の心理描写と背景描写が容疑者と捜査官の両方非常に丁寧に描写されているのがやっぱりいい。

Posted byブクログ

2021/01/13

J・ディーヴァー初読み。本書はリンカーン・ライムシリーズのスピンオフ作品だが、本編未読の私でも差し当たり大きな弊害はなさそう。しかし、主人公のキャサリン・ダンスを始め、登場人物は皆一様に精彩さを欠く人物造形に感じられ、特に今作の敵役・ペルの恐ろしさが今一つ伝わらないのが残念。情...

J・ディーヴァー初読み。本書はリンカーン・ライムシリーズのスピンオフ作品だが、本編未読の私でも差し当たり大きな弊害はなさそう。しかし、主人公のキャサリン・ダンスを始め、登場人物は皆一様に精彩さを欠く人物造形に感じられ、特に今作の敵役・ペルの恐ろしさが今一つ伝わらないのが残念。情報量が多い分、話の展開は実にスピーディーで、文体も癖なく読み易いのに、節回しは冗長で何処か味気なく思える。上巻ではフックとなる山場がないので、下巻に期待。アメリカの上流階級者の暮らしぶりではなく、サスペンスの緊張感を味わいたい…。

Posted byブクログ

2019/07/01

キャサリン・ダンスシリーズ#1。 同著者の「リンカーン・ライムシリーズ」からのスピンオフ物。 「キネシクス」という技術を使って相手(犯人等)の心の動きを読み取る、尋問の天才にして「人間嘘発見器」とも呼ばれる捜査官ダンス。殺人現場にいた(「眠っていて助かったと思われる」)娘への...

キャサリン・ダンスシリーズ#1。 同著者の「リンカーン・ライムシリーズ」からのスピンオフ物。 「キネシクス」という技術を使って相手(犯人等)の心の動きを読み取る、尋問の天才にして「人間嘘発見器」とも呼ばれる捜査官ダンス。殺人現場にいた(「眠っていて助かったと思われる」)娘への尋問などを通して、犯行の真相を暴いていく。 「眠れる人形」という着想に感じるワクワク感から始まり、ディーヴァー一流の「ひっかけ」や魅力的な登場人物(時々、ライムやサックスの近況が挿入されたりするのもご愛敬)が散りばめられていて、大満足の一冊。

Posted byブクログ

2019/04/24

リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。 基本的に前情報を持たずに読むことが多いので、 読み始めてからリンカーン・ライムのスピンオフ作品だとわかった。 本章の二行目で。 物証主義と人の観察主義と主人公の主義は違うが、 ストーリー展開が二転三転する面白さは変わらない。 ...

リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。 基本的に前情報を持たずに読むことが多いので、 読み始めてからリンカーン・ライムのスピンオフ作品だとわかった。 本章の二行目で。 物証主義と人の観察主義と主人公の主義は違うが、 ストーリー展開が二転三転する面白さは変わらない。 科学的な細かさについていけないこともあるライムシリーズよりも、 人間観察の方が面白いかも。 (下巻へ)

Posted byブクログ

2018/08/25

リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ 人の動きから本性を見抜く 人間嘘発見器の女性捜査官 キャサリン・ダンスが主人公 いきなり極悪なカルト教祖の男の脱獄を 許してしまう…これだけでキャリアが崩壊しそうだけど…大丈夫なの!?…下巻へ

Posted byブクログ

2018/06/13

【重き全き沈黙】厳戒態勢下で起きたカルトのリーダーの脱獄劇。人の心を操ることに長けた彼を再度捕らえるため,尋問のスペシャリストであるダンスは数少ない手がかりを結びつけていくのであるが,浮かび上がってきたのは,見知らぬ女の共犯者の姿であった......。著者は,リンカーン・ライムの...

【重き全き沈黙】厳戒態勢下で起きたカルトのリーダーの脱獄劇。人の心を操ることに長けた彼を再度捕らえるため,尋問のスペシャリストであるダンスは数少ない手がかりを結びつけていくのであるが,浮かび上がってきたのは,見知らぬ女の共犯者の姿であった......。著者は,リンカーン・ライムのシリーズ等で知られるジェフリー・ディーヴァー。訳者は,著者の作品の翻訳を一貫して担当している池田真紀子。原題は,『Sleeping Doll』。 ミステリーとしての側面以上に,いわゆる「刑事モノ」として楽しむことができた作品でした。登場人物が織りなす人間関係の捌き方が非常に手際良く,スッと小説世界に身を浸すことができるかと。もちろん著者お得意のアッと言わせる展開も読みどころです。 〜世界に向けて秘密を打ち明けなくとも,たった一人に話すことで心の重しが取り除かれることだってある。〜 久しぶりにミステリー小説を読みましたが良いもんですね☆5つ

Posted byブクログ

2017/10/03

尋問を得意とするダンス。 相手はカルト指導者と呼ばれ、殺人者であるペル。 ダンスの尋問を受けたあと、ペルは火災を起こし脱獄する。 天才といわれるペルは、この日のために共犯者を作り準備を整えていた。 ペルをどうにか捕まえようと、ダンスと仲間たちは奮闘する。 2017.10.3

Posted byブクログ

2015/12/24

“リンカーン・ライム”のシリーズは、事件発生当初に捜査側は容疑者をとりあえず<未詳>とするのだが…本作では「脱走犯ペル」と敵が明確で、正しく“対決”という感じで物語が進む…<未詳>に輪郭を与える展開も好いが…こういう「対決」というのも好い…大変に愉しい作品!!

Posted byブクログ

2014/07/29

リンカーン・ライムシリーズのスピンオフ作品。 ライムシリーズのような切れはないが、その分丁寧に描かれているような気がする。

Posted byブクログ