きみがハイヒールをぬいだ日 の商品レビュー
初夏の心地よい風のような青春小説。日々、満員電車に揺られ、ストレスを抱えながら生きていく私たちに、喜多嶋作品はいつも一服の清涼剤を与えてくれる。 「負けることもある」とか、「らくちんに生きよう」とか、作中に出てくる広告コピーも、簡単な言葉なのに心を癒やしてくれる。
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大人のライトノベル。 文体も内容も軽いのに、軽薄ではない。 渋谷〜鎌倉間の電車のなかで多分読みきれる。そのあと、海風にふかれるのも悪くない。
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- ネタバレ
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やっぱり彼はいい。 表紙には惹かれないけど、文章がいい。 あとがきまでいい。 私もまだまだ青春できるんだと嬉しくなる。 --- 数々の賞を射止めた若き女性広告ディレクター・中川凛。ある事情から広告業界に嫌気がさし、東京を脱出。葉山でヨット暮らしを送っていた。クルージングと読書、そして海に抱かれて眠る日々……。そこに新たな仕事の依頼が飛び込む。気乗りしない彼女だったが、ある少女との出会いが、心の奥に眠る想いに火をつけた--。海風のように爽やかな、大人のための青春小説。
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いつものように湘南に吹く風のようにサラリとした爽やかな読後感をもたらしてくれる。久々に著者が過去に身を置いていた広告業界が舞台だが、多分他の作家が書く広告業界を舞台にした作品とは一風変わったら内容になってるのではないかと思った
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「軽やかに」「らくちんに」読める本だった。電車の中で最適。あっさり終わるけど、登場人物は魅力的で、考えさせられる発言も多かった。
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2011年11月13日読了。 数々の賞を射止め、業界でも売れっ子となった広告ディレクターの中川凛は29歳。 広告業界に嫌気がさし、会社に辞表を提出すると東京を離れ、葉山でヨット暮らしを始めた。 そんな彼女に新たな仕事の依頼が飛び込む。最初は気乗りしない凛だったが......。 元...
2011年11月13日読了。 数々の賞を射止め、業界でも売れっ子となった広告ディレクターの中川凛は29歳。 広告業界に嫌気がさし、会社に辞表を提出すると東京を離れ、葉山でヨット暮らしを始めた。 そんな彼女に新たな仕事の依頼が飛び込む。最初は気乗りしない凛だったが......。 元コピーライターである喜多嶋さんの代表作といえば、CFギャングシリーズですが、今回は女性を主人公にして広告業界のことを書いた書き下ろし。 ヒロインは名前の通り、凛と筋の通った芯の強い女性。ブラディ・マリーシリーズを思い出しました。 久々に喜多嶋節を堪能した気がします。喜多嶋さんにはやっぱりこういうヒロインを書いてほしいですね。
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