イシュタルの娘~小野於通伝~(第四巻) の商品レビュー
茶々が懐妊、出産。歴史は刻々と動く。戦国一の才女・於通は、豊臣と摂関家の間でどう活躍していくのか、目が離せない展開。狩野派・長谷川等伯ら桃山時代を彩る芸術家達も次々に登場して、華やかな4巻。
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2018.4.21市立図書館 北野の大茶会で信輔が秀吉を挑発する場面から。真田兄は小松姫を嫁とり、茶々は秀吉の子を懐妊。秀吉は天下を束ねつつあったが、東国の北条、伊達をどうしようか…一方秀吉をおさえるべく公家の打つ手は… ちょうど「真田丸」の時代なのでよくわかりすぎる。真田兄弟と...
2018.4.21市立図書館 北野の大茶会で信輔が秀吉を挑発する場面から。真田兄は小松姫を嫁とり、茶々は秀吉の子を懐妊。秀吉は天下を束ねつつあったが、東国の北条、伊達をどうしようか…一方秀吉をおさえるべく公家の打つ手は… ちょうど「真田丸」の時代なのでよくわかりすぎる。真田兄弟との兄妹の契り、信輔に連れられてみる狩野派の工房の様子など読み応えたっぷり。
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戦乱で家族を失い天涯孤独の身となってしまった於通さんに真田兄弟は、これからは互いに終生、親しくしていこうと兄妹固めの盃をかわした。 血縁の繋がりはなくても絆で強く結ぶ家族がいると、この先 心強いことだろう。 真田の紋所の“六連錢”。 これは三途の川を渡るときの船賃で真田の将兵は...
戦乱で家族を失い天涯孤独の身となってしまった於通さんに真田兄弟は、これからは互いに終生、親しくしていこうと兄妹固めの盃をかわした。 血縁の繋がりはなくても絆で強く結ぶ家族がいると、この先 心強いことだろう。 真田の紋所の“六連錢”。 これは三途の川を渡るときの船賃で真田の将兵は“六連錢”を背負っていつでも死ぬ覚悟で戦に臨む。 戦って敵を討ち、倒して倒しているうちに気が付いたら三途の川を渡っていたという死に方をしたいと真田幸村は言う。 私は随分と前に、長野県上田の真田ゆかりの地を旅したときに、真田家の旗印の六文銭(六連錢)の印が入ったグッズをお土産にたくさん買ったけど、そういった謂れがあったとは…知らなかった。 4巻は狩野永徳の工房を訪れたりと、安土桃山文化を垣間見れる。
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絵の才だけでは書けないようなこの作品が、本当すばらしいと思う。 言葉も綺麗! 周りの出来事も、ただいきなり説明の文章を並び立てるのではなく、 少しお話を見せて読者に雰囲気をつかませてから、 説明書きをいれたりなど、読者に理解させる導き方が工夫されてて感心。
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戦国時代に生きる 小野於通とういう女性のお話。 女性が努力と運をつかって生き抜く姿ってやっぱり素敵。 日本の歴史についてほとんど無知ですが 信長、秀吉などなど、その辺の名前がでてくるあたりです。あ。どちらかというと秀吉より。 ちょっとこちゃこちゃしていて見にくいところもありますが...
戦国時代に生きる 小野於通とういう女性のお話。 女性が努力と運をつかって生き抜く姿ってやっぱり素敵。 日本の歴史についてほとんど無知ですが 信長、秀吉などなど、その辺の名前がでてくるあたりです。あ。どちらかというと秀吉より。 ちょっとこちゃこちゃしていて見にくいところもありますが 1巻から4巻まで一気読んでしまいました。 信輔さまに期待大
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
真田兄弟と兄妹の契りを行ったあたりは、穏やかな感じがしましたけど、茶々が懐妊し、奥州の伊達政宗とか関東の北条家とか、きな臭さがあります。 信輔との関係は変わらずだけど、心から信頼している感じがしてて、いい方向に向かったらいいんですけどねぇ。 次巻は5月かぁ。半年後は長いです。
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秀吉の行った北野大茶会から北条による真田の上州名胡桃城の攻撃が発覚したところまで。お通と近衛信尹、真田兄弟との交流にも変化が生じていろいろと面白くなりそうな予感がする所。
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