いまこそ出番 日本型技術経営 の商品レビュー

伊丹敬之,東京理科大学MOT研究会【編著】

2012/12/24

複数の執筆者による、論文集形式であり、各章がひとつの独立した論文になっている。このため、読む人によって、章ごとに評価は分かれるかもしれない。
第一部「日本型経営をベースにしたＭＯＴ」では、90年代以降軽視されがちであった、日本型の経営モデルを見直して、活用しようという論点である。このような主旨のため、あえて「日本型」を高く評価しているあたりには、若干違和感を覚えるが、日本型の良さを表現するために多少強調することは、やむを得ないのだろう。
第二部「現場発の逆転の発想のＭＯＴ」は、通常とは逆の発想をして成功に繋げようというものである。事例として、比較的よく知られている事例が使われているので、分かりやすいのだが、「なるほど！」というような新鮮感が少ないかもしれない。

2012/05/16

日本型MOTによるイノベーション創出。実績、改革偏重主義の弊害を警告し、以前の日本の強み、こだわりを生かした経営のあり方を提唱

2012/01/31

けっこう普段思っていること、感じていることを言ってくれている気がした。だが、それだけに、理屈付けや事例が弱く、本当にそう思ってて良いのか、その根拠に薄い気が。特に事例は過去の事例が多いのが残念。
同じことだが、第一部と第二部の繋がりが見えなかった。
第１章、第７章、第９章、第１０章が良かった。

2012/01/26

新卒で入社した会社の同期が執筆に加わったという話なので、早速よんでみることにしました。しっかりレビューを書こうと思います。