白い、白い日 の商品レビュー
詩はあまり難しい言葉を使わずに書かれているものが好きだけど、この詩集はまさにそういった感覚で書かれていた記憶があるので(読み終わったのが約1ヶ月前)好きなタイプの詩集だった。
Posted by
再読。 自然の大きさと、おのれの小ささとの対比。不安と畏れ。 森や水、天体の動き、鏡などの主題は、父から受け継がれたものであったのだ。
Posted by
アルセーニイの詩がもつ夏の空の青さや草の緑が交錯する世界観は、どこまでも不安とかすれた情熱に満ちている。 ライラックの芳りと色の輝きをもってしても消しきれぬ薄暗い陰が、詩の端々に息をひそめているかのように… それは死の気配すら忍ばせて、それでいて何事もなかったかのように、苔むした...
アルセーニイの詩がもつ夏の空の青さや草の緑が交錯する世界観は、どこまでも不安とかすれた情熱に満ちている。 ライラックの芳りと色の輝きをもってしても消しきれぬ薄暗い陰が、詩の端々に息をひそめているかのように… それは死の気配すら忍ばせて、それでいて何事もなかったかのように、苔むした庭へと帰ってゆく… この美しい詩集に織り交ぜられた写真もまた、アルセーニイの世界観をどこか鏡のように映しだす。 素敵な一冊を手に入れた…。
Posted by
- 1