赤と黒(上) の商品レビュー
- ネタバレ
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おれは地上に一人ぼっちだ。誰もおれのことなぞかまってくれぬ。出世するような奴らは皆、おれなんかの及びもつかぬ厚顔さと、冷酷な心の所有者だ。おれが誰にでも親切にするので、奴らはおれをにくんでいる。おれは、飢えのためか、それともあんな冷酷な奴らを見る不幸のためにか、いずれ遠からず死ぬだろう。(ヤング)(p.354)
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色んな元ネタの宝庫なのだろうか。 ・95氏 ・臨終のルイ十四世が言ったのだ「予が王であった時」 ・シクストス五世、松葉杖で病身を装う
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若かりし頃読んだが、男女恋愛の細部に渡る深層心理描写に驚愕した印象を今でも忘れない。三島由紀夫の「春の雪」を彷彿させる。
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