絶頂美術館 の商品レビュー
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西洋のヌード絵をメインとした解説本 このヨーロッパの宗教画とヌードをただ書きたいだけという欲望の関係性についての話は有名だが、そういう割には絵として残っていて今日の自分が目にするものは超有名な物しかない。もう少し大量にあっても良さそうには思えるけど、そこには時の洗礼があるんだろうか。 芸術と欲望の境界線はないようにも思える。 p111のヒーロー像に関してのバイロンの影響は気になる。それ以前にこのタイプのキャラがいなかった、もしくは少なかったのかとか。 その他にも理由を付けなければ描けないと言う発想がなんだか妙に説得力がある、言い訳をしながら結局はそれをメインにしちゃっているあたりが。 結構美術史についての言及がある、自分としてはなかなかに勉強になる内容だが、ここにある言説のように随筆的な感想から観るのと、この本のように性愛的な視点を主に観るのと、純粋に歴史背景的にみるのとでずいぶん感覚は違うとは思うが、主要なポイントとしての見方がしれた部分は大きい。 9章と11章のように影響を与えた出来事の解説は単純に読んでいておもしろい。
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タモリ倶楽部で観た特集が本になってる!! という感激のもと、買ってしまいました。 カヴァネルのヴィーナスが実は絶頂を迎えているだなんて、そんなこと初めて知ったよ…という訳で実に興味深い一冊。 ラファエル前派のどうしようもない男たちの話や、サロンに認められたかったのに生きている間はついに受け入れられなかったかわいそうなマネの話にふんふんと頷くことしばし。 だがなにより筆者の文庫本あとがきが印象的な一冊でした。
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『恐ろしい絵』が好きで、同じような感じかと思って買ったのですが、ジャンルが違いました。 芸術に疎いからか読んでて、あまり面白くはなかったです。 でもヌード絵は美しいと知れました。
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