子育てのヒント の商品レビュー
基本的には暖かい本なのですが、昔ながらの子育てをそのまま良しとしていて、科学的に証明されていることとは真逆のことを言っていることが多々あります。 読めば子育てに対する意識は変わると思いますが、その方法論をそのまま真似するのはやめたほうがいいと思います。 著者の子育ての常識は数...
基本的には暖かい本なのですが、昔ながらの子育てをそのまま良しとしていて、科学的に証明されていることとは真逆のことを言っていることが多々あります。 読めば子育てに対する意識は変わると思いますが、その方法論をそのまま真似するのはやめたほうがいいと思います。 著者の子育ての常識は数十年前で止まっているようです。 神様がエストロゲンという女性ホルモンを与えたとか宗教じみた話になってきたあたりで一気に読む気が失せました。 読んでもいいですが、話半分に理解しておいた方がいいと思います。
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外山さんご自身のお母様への想いを感じるような本でした。 子どもが3歳になるくらいに訪れる「お母さんの声変わり」という表現が印象的でした。 それまでは「かわいい、かわいい」だったのが、子どもを叱り始める。外山さんの見方では、「他の子どもとの比較が始まるから」とのことでした。 ...
外山さんご自身のお母様への想いを感じるような本でした。 子どもが3歳になるくらいに訪れる「お母さんの声変わり」という表現が印象的でした。 それまでは「かわいい、かわいい」だったのが、子どもを叱り始める。外山さんの見方では、「他の子どもとの比較が始まるから」とのことでした。 私の声も、変わっていたのかしら? 少しどきりとして、少しちくりとする表現でした。
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「思考の整理学」の著者。これもそうだけど、ちょっと古典的な感じで1/3くらい読んで終了。家庭における教育が「昔は良かった。今はだめ」って感じがなんとも。おじいさんだからね。
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良い生活リズムを習慣づけてあげること。ほめてあげること。学校と先生を好きになるように仕向けること。子育ての大事な心得が学べた。
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思考の整理学で著名な外山先生が子育てについて語ったエッセイ。とても平易な表現で優しい語り口が印象的だ。 子育てについて、得られたエッセンスは5つ。①気にかける②声をかける③ほめる④習慣づける⑤繰り返す。どれも過剰であってはならないのが難しい所。 特に自分が意識したいのが、③ほ...
思考の整理学で著名な外山先生が子育てについて語ったエッセイ。とても平易な表現で優しい語り口が印象的だ。 子育てについて、得られたエッセンスは5つ。①気にかける②声をかける③ほめる④習慣づける⑤繰り返す。どれも過剰であってはならないのが難しい所。 特に自分が意識したいのが、③ほめる。元来、自分はほめるのが苦手。あら探しをしてしまうタチなので、何かにつけて子供のやる気を削いでしまわないか心配だ。加えて、今の自分自身が形成された貴重な経験が影響している。 思えば、自分が物理を好きになったのも、ほめられたことがきっかけだ。高校二年生の時、物理のテストが返ってくる日で、返却の前に最高点の人の発表があった。他の教科では、普通そんなことなかったので、誰だろうな、と思って聞いていたら、なんと、自分で。「みていると、やっぱり彼は普段からよくやっている」。この言葉に、大げさだと思いつつも、内心大きな興奮を覚えていた。多少良い成績を取っても、親から激賞されたことなかったので、余計かもしれない。実は当時、生物学の本を読んでたりして、「DNAの螺旋構造」とかいう言葉に色めきたっていたのだけれど、このことをきっかけに物理と、その先生が好きになったのだった。 単純。 それでもやはり重大なことだったわけで、やる気を起こさせるのにはどれだけほめることが大切か、再認識させられたのでした。
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