ピートのスケートレース の商品レビュー
第二次世界大戦中、運河をスケートで渡り姉弟を無事に安全なベルギーに連れていくことを任されたピート。 短編小説のように長い、がとても面白い。 時代背景のも描かれ、危険を伴う子供だけの逃避行に緊張感を持って読み進める。 私も時代背景理解にもなった、高学年に読んでもらいたい。
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内容はもちろん、装丁がいいと思う。色も好き。 絵本だが、内容は小学校高学年向き。 第二次世界大戦下のオランダ、10歳のピートが9歳のヨハンナと7歳のヨーブを16キロ離れたベルギーのブリュッヘまでスケートで連れて行く話。 オランダはスピードスケートの強豪国だが、日々の暮らしにスケー...
内容はもちろん、装丁がいいと思う。色も好き。 絵本だが、内容は小学校高学年向き。 第二次世界大戦下のオランダ、10歳のピートが9歳のヨハンナと7歳のヨーブを16キロ離れたベルギーのブリュッヘまでスケートで連れて行く話。 オランダはスピードスケートの強豪国だが、日々の暮らしにスケートが溶け込んでいて、強い理由がわかる。 ドイツ兵に呼び止められるところはドキドキする。 子ども三人に向かってライフル銃を撃ってくるところは、ドイツ兵憎し!という感じ。 ブリュッヘまで、三人ともよくがんばったね! この本の作者も画家も、マーガレット・マッケルダリーに謝辞(というのかな?)を捧げている。マーガレット・マッケルダリーが気になる。
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10歳のピートが友達とその弟を連れてオランダからベルギーへ.ドイツ兵のいる中知恵を絞りながらスケートで踏破する.その勇気や体力に感動すると共にドイツの恐ろしさも伝わってくる.
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オランダ最大のスケートレース「エルフステーデントホト」 19世紀の初め元・スポーツ新聞記者ピム・ムリエイルか12時間と55分かけて、古い歴史のある11の町を凍り付いた運河や水路を滑ったことがはじまりだ。 ぼく、ピート・ヤンセンのヒーローはもちろんピム・ムリエイルだ。いつか、「エル...
オランダ最大のスケートレース「エルフステーデントホト」 19世紀の初め元・スポーツ新聞記者ピム・ムリエイルか12時間と55分かけて、古い歴史のある11の町を凍り付いた運河や水路を滑ったことがはじまりだ。 ぼく、ピート・ヤンセンのヒーローはもちろんピム・ムリエイルだ。いつか、「エルフステーデントホト」に出場するのが夢。 戦時下、ドイツ軍に占領された町でも、ぼくはずっと夢見ている。 ある日、じいちゃんと母さんに頼まれた。 近所のヨハンナとヨープを連れて、スラウスからブリュッヘまで、運河を越えて滑っていけって。 ドイツ軍の目を盗んで、遠い道のりを行けるだろうか。 〇緊張する瞬間が幾度も。遠い道のりを機転を利かせながらよくがんばった! ノンフィクションかな?フィクションかな?
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絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で48冊目だ。 副題に 第二次世界大戦下のオランダで とある。 表紙には、中央に主人公のピート10歳とハンナ9歳、そしてその弟ヨープが、右側には、オランダを示す大きな風車、そして左側には、第二次世界大戦下でドイツが制空権を持つことを...
絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で48冊目だ。 副題に 第二次世界大戦下のオランダで とある。 表紙には、中央に主人公のピート10歳とハンナ9歳、そしてその弟ヨープが、右側には、オランダを示す大きな風車、そして左側には、第二次世界大戦下でドイツが制空権を持つことを示すルフトバッフェのハインケルHe111爆撃機の3機編隊、左エシュロンが描かれている。 裏表紙も広げてみると凍てつく氷上を、3人の子供達が、スケートで逃避行をしている状況が、緊迫感がひしひしと伝わってくる。 中々、すごい描写力だ。 航空ファンであれば、機体のかなり前面に主翼が張り出している特徴から機種が特定できる。 冬季オリンピックのスケートレースで、背の高いオランダ選手が上位を占めているのをよく目にするが、本書を読んで、その意を強くした。 また、逃避行の先は、ベルギーのブリュッヘだ。 ベネルクス三国が密接な関係にあることが、本書からも感じることることができる。 ベルギー人のエルキュール・ポワロは、ナチス占領下のベルギーを嫌って、イギリスに亡命したという設定になっているが、こういう時代背景があったのだと納得させられる。 欧州での第二次世界大戦で、敗戦国はドイツとイタリアと歴史で習った記憶がある。それ以外の国は戦勝国かと言えばそうではない。実際に行ってみるとその様な単純に切り分けが出来るものでないことが分かってくる。 ドイツと共に戦わざるを得なかった国、戦勝国と言うよりは、解放されたと言うのが適切な国、戦勝国とは言え、イギリスのダメージも大きかった。刑事フォイル(フォイルの戦争)もその視点から描かれている。 小学校の高学年以上が対象になるかと思う。本書を読んでいてその意をさらに強くした。絵本は子供だけのものではない。 ヤングアダルトから広く大人まで感動を呼び起こすものであると思う。 追記 本書の表紙は、三色旗トリコロールを表しているのではと思った。 一番上がオレンジ、真ん中は白?、一番下は緑。 オランダ国旗は、こんな風だ
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たった10歳のピート。 父さんはスケート靴職人で、 ピートもスケートが大好きだ。 オランダ北部で行われるスケートレース、「エルフステーデントホント」で知られる、ピム・ムリュイエルが彼のヒーローだった。 クラスの女の子、ヨハンナはずば抜けてスケートがうまかった。 ある日… 彼...
たった10歳のピート。 父さんはスケート靴職人で、 ピートもスケートが大好きだ。 オランダ北部で行われるスケートレース、「エルフステーデントホント」で知られる、ピム・ムリュイエルが彼のヒーローだった。 クラスの女の子、ヨハンナはずば抜けてスケートがうまかった。 ある日… 彼女のお父さんがドイツ軍に連行された。 その翌日だ、じいちゃんから大変な仕事をまかされる。ヨハンナと、まだ7歳の弟の2人を16キロ先の、ベルギーのおばさんの家までスケートで送り届けるのだ。 ドイツ軍の兵士に怪しまれないよう、兄弟を装って、橋をいくつも超えて… オランダの子どもたちにとってスケートがどんな存在か、私たちには知らないその文化に触れ、 ピートの小さな勇気にどきどきしながら、16キロの凍てつく運河を冷たい風をうけて一緒にすべったような絵本体験でした。。 子どもたちの大好きなスケートが、こんな風に戦争と関わり、物語になるなんて…
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10歳の少年ピートが知り合いの姉弟を隣国のベルギーへ逃がす手助けをするお話です。 平和のありがたさ、そして戦争の辛さを感じる一冊です。
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ホロコーストのお話。スケートレースに憧れていた子が、先に親戚の家へ逃げる子どもを兄弟を装って一緒に連れて行くという使命を果たします。
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第二次世界大戦下のオランダが舞台。 よかったが、絵本の体裁だけど読み物に近い内容で読み聞かせは不向き。そして子ども自身が手に取るにはハードルが高い。 運河をつなぐスケートレースはいつか見てみたい。
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横長の絵本なので、運河を滑るスケートの様子が上手く伝わってくる。国境を越えて行く緊張感や主人公ピートの勇気が、短いお話の中に描かれて読後感も良かったです(^-^)/ 対象が「小学校中級以上」と書かれているので、絵本の形態よりもお話の本の体裁の方が、読んでもらえるんじゃないかなと、...
横長の絵本なので、運河を滑るスケートの様子が上手く伝わってくる。国境を越えて行く緊張感や主人公ピートの勇気が、短いお話の中に描かれて読後感も良かったです(^-^)/ 対象が「小学校中級以上」と書かれているので、絵本の形態よりもお話の本の体裁の方が、読んでもらえるんじゃないかなと、思いました。 小学校高学年から。冬にオススメ。
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