ジョルジュ・バルビエ の商品レビュー
ジャポニズム(日本趣味)やシノワズリ(中国趣味)が流行していた当時のフランスの挿絵画家。そのせいかぱっと一瞬だけ見るとオリエンタルなのに、よくよく見るとちゃんと西洋風の人々が描かれているのが面白い。色彩もオシャレで100年前のものなのに新鮮味がある。
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色味がとても素敵。 傘のデザインがすごくいいです。 たまに女の人の胸の上にほくろがあるのが、気になる
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名古屋ボストン美術館の企画展に行ったとき、スーベニアショップで表紙買い。 もともとデュラックやビアズリーの絵が好きではあるのだけど、あくまでも「眺めているのが好き」というレベルにとどまっているので、正直、この画家の事前情報は皆無に等しかった。が、豊富な図版と詳しい解説文のため...
名古屋ボストン美術館の企画展に行ったとき、スーベニアショップで表紙買い。 もともとデュラックやビアズリーの絵が好きではあるのだけど、あくまでも「眺めているのが好き」というレベルにとどまっているので、正直、この画家の事前情報は皆無に等しかった。が、豊富な図版と詳しい解説文のために、そんな初心者であってもバルビエというイラストレーターが残した「仕事の魅力」を存分に味わうことの出来る良書。 ―――というか、ここに描かれたドレスやバレエコスチュームがどれもこれも可愛くて! P30とかP37とか、思わず、仕立て屋やってる母親に「これ欲しい! これつくって!」とかやっちゃったんですけどええ!y=ー( ゚д゚)・∵. ターン 閑話休題。ファッション画の作品集にふさわしく、本の紙質、装丁(箔押し)、解説ページのレイアウトなど、すべてがセンスよく仕上げられていて、監修の愛と思い入れの深さを感じることができたのも、またよかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず第一印象を述べると、他のバルビエ作品の本より『分厚い』。 図版収録数は物凄いものがあり、当時の高級挿絵本の本文とともに味わえる。巻末には小品も収められている。 元の図版に手を加えず、色彩調整等もとくに行っていない様子のため、他の画集と比較すると古びた印象があるのは否めない。しかし、原点に忠実に、史料として見る際には、適正な取り扱いと言えよう。 他のバルビエ画集と訳文の妙を比較するのも、この本の醍醐味。
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