大学生と語る性 の商品レビュー
性について学ぶ機会はなかなか無い。 性について語ることの重要性を教えてくれる本であった。 オタクの人を初めとした、いろいろな人の考えを知ることができた
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「若者の性が乱れている、無知だ」などと言われる。実際のところはどうなの?というわけで、大学の教員が学生たちに、セックスについての考え方や実践、異性とのつきあい方についてインタビューしてみた。 読んでみての感想は、あたりまえのことだけど、「若者」一般なんていないんだ、ということ。...
「若者の性が乱れている、無知だ」などと言われる。実際のところはどうなの?というわけで、大学の教員が学生たちに、セックスについての考え方や実践、異性とのつきあい方についてインタビューしてみた。 読んでみての感想は、あたりまえのことだけど、「若者」一般なんていないんだ、ということ。セックスや結婚についてしごく真面目に考えている子もいれば、自分の若い頃と比較すると羨ましいくらい、のびのびとセックスを楽しんでいる子もいる。 まあ、こういうインタビューに応じようと思う程度にセックスについて言語化できる高等教育課程の若者たちだということは意識して読む必要はあるが、まとまったインタビューという手法によって、多数の統計処理では得られない姿を引き出すことに成功している。特に、田村公江氏が最後の論文で書いているが、「夫婦は何歳までセックスすると思いますか?」という質問への反応は、とても面白かった。 しかし、非常に気になったのは、ヘテロ男子には「くん」、ヘテロ女子には「さん」、ゲイ、トランスジェンダーのふたりには「氏」という呼称を使いわけていること。いろいろ言い訳がしてあるが、やっぱりどうなのよ? さらに、G・T2人のインタビューが、ヘテロ男女ばかりの第1部とは別に、教員の論文の中でのみ扱われているのも、しかたない事情もあったのかもしれないが、やっぱりマイノリティとして別枠扱い、という印象を強めてしまう。せっかくのセクシュアリティ研究の本なのに、これにはがっかりだった。
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大学生9人のセックス体験のインタビューと考察が5本。ネットで読めるような内容ではあるしもっと経験は多様なのではないかと思うが、とにかく大学の先生がこれやったのは偉い。買ってあげてください。 でももっと本当の生活に迫ることができたんじゃないかな。なんか清潔すぎる。
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