輪るピングドラム(中) の商品レビュー
亡き姉、桃果が遺した“日記”に記された計画を実行しようと暴走する苹果。 しかし、“日記”の半分が、何者かによって奪われてしまう。 苹果はピングドラムを失った。冠葉と晶馬もまた。 誰も己の運命からは逃れられず、自らの手でレールを切り替えることもできない。 運命の至る場所からきたプリ...
亡き姉、桃果が遺した“日記”に記された計画を実行しようと暴走する苹果。 しかし、“日記”の半分が、何者かによって奪われてしまう。 苹果はピングドラムを失った。冠葉と晶馬もまた。 誰も己の運命からは逃れられず、自らの手でレールを切り替えることもできない。 運命の至る場所からきたプリンセスが去り、そして再び、陽毬に死が。 これが逃れたかった運命。これが罰。 すべては16年前のあの日に還る。 16年前の春の朝。運命の子供たちと称される彼らは、まだひとりも、互いの存在や、慈しんだり傷つけあったりする人間たちの生きる姿について考えてはいなかった――。 大切な家族。大好きだったあの子。愛された日々。 失ってしまったものをもう一度取り戻すために、運命を、世界そのものを変えようと奔走する少年少女を描く運命の物語。
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もしかしたら、罰というのは一生ついて回るものなのかもしれない。僕らに平穏など、二度と訪れないのかもしれない。だとしたら、どうしてこんなに走りまわって、傷ついて、泣いたり叫んだりしなければならないのだろう。何もかも、「運命」という言葉ひとつで、こころの中を整理するのには、もう、疲...
もしかしたら、罰というのは一生ついて回るものなのかもしれない。僕らに平穏など、二度と訪れないのかもしれない。だとしたら、どうしてこんなに走りまわって、傷ついて、泣いたり叫んだりしなければならないのだろう。何もかも、「運命」という言葉ひとつで、こころの中を整理するのには、もう、疲れてしまった。 (P.265)
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表紙の印象から「晶馬のブラックな一面があらわれるとか……!」とドキドキしたけどそんなこともなかった(良い意味で)。 アニメより各キャラクターの心情が細やかに書かれているので、そこが補われる感じ。台詞もところどころ違うし。 アニメの18TH STATIONの最後の苹果ちゃんの台詞は...
表紙の印象から「晶馬のブラックな一面があらわれるとか……!」とドキドキしたけどそんなこともなかった(良い意味で)。 アニメより各キャラクターの心情が細やかに書かれているので、そこが補われる感じ。台詞もところどころ違うし。 アニメの18TH STATIONの最後の苹果ちゃんの台詞は、小説の方が好きだな。
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やっと中巻。そろそろ話がわからなくなってきました。表紙のレインボー箔がイラストの雰囲気に合っていて素敵。それにしてもやはりこの視点切り替えの気にならなさは凄い。晶馬の一人称をうまく混ぜているからでしょうか。
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アニメがものすごく好きだったので読んでいるわけですけど すごくいい補完だなぁという感じです。 アニメはドタバタでテンポ命であんまり皆の心の内が見えないんだけど これを読むと何を考えてたかがわかって あああ・・;ω; と思うことがしばしば。 今回の、地下鉄でのしょうまくんとりんごちゃんのやりとり、 しょうまくんがりんごちゃんの想いを悟るところ、 ヤバかった。泣くかと思いました。 下巻いつ出るのかなー、楽しみ。
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C0093 苹果の恋愛感情は、アニメだと気づきませんでした。荻窪線沿線でまとめてくるかと思ったのですが、温泉を出してきました。視覚効果と音楽を抜くとここまで印象が変わるものなのですね。
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アニメがすごく好きで、店頭で見かけて思わず買ってしまったのですが、よかったです。これぞ原作という感じで忠実に再現されていたのですらすらと読んでしまいました。ただアニメと違ってそれぞれの(とくに晶馬の)心情がわかるので多蕗の復讐のシーンなどはとてもわかりやすかったです。 下巻に期待...
アニメがすごく好きで、店頭で見かけて思わず買ってしまったのですが、よかったです。これぞ原作という感じで忠実に再現されていたのですらすらと読んでしまいました。ただアニメと違ってそれぞれの(とくに晶馬の)心情がわかるので多蕗の復讐のシーンなどはとてもわかりやすかったです。 下巻に期待大。
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物語の背景の大部分が本放送で明かされているおかげで、アニメ初見時とはかなり違う印象を受けた。もちろん媒体の違いに依る部分も大きいのだろうけど。特に夏芽関係の話は冠葉との関係を知った上で見るとガラリと見方が変わってしまったなぁ。 プリクリにサネトシ、マリオさんに組織、謎と伏線がまだ大量に残っているけど本当に残り話数で終わるんだろうか…
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アニメにグイグイ引き込まれていたのに、何が起こるか分からない、どこへゆくのかも良く分からないので感想を書けずにいた、「輪るピングドラム」。 小説版の中巻を読んだら色々と整理がついたり、素直に面白いと思ったので、ややとりとめもないけれど雑感をまとめておく。 受け取る人によって、映...
アニメにグイグイ引き込まれていたのに、何が起こるか分からない、どこへゆくのかも良く分からないので感想を書けずにいた、「輪るピングドラム」。 小説版の中巻を読んだら色々と整理がついたり、素直に面白いと思ったので、ややとりとめもないけれど雑感をまとめておく。 受け取る人によって、映像の方が瞬間的にピンとくる人と、文字の方が飲み込み易い人が居て、僕は断然後者である。けれども、上巻を読んだ時には余り新しい情報を感じなかった。アニメ版で表現されている事が、過不足無く文字になっただけに感じた。 中巻は違う。僕には映像から読み取れなかった内容が多かった。文字派の人は中巻を読む価値が多いにあろう。 以下、僕にとっては新しい発見だったこと。 ひとつ。冠葉の(陽毬への)気持ち。ひとつ。苹果の(周囲への)気持ち。ひとつ。「何者にもなれない」存在に対する理解。 以下、長文&ネタバレありのレビューはブログにて公開しています。 http://tk2to.blogspot.com/2011/11/blog-post_13.html
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続きが気になりすぎる!! 相変わらず展開が全く予測できないため、アニメが毎回楽しみ。小説版はアニメでは表現しにくいキャラクターの心の中まで繊細に描かれているのが良いですね。 早く続きが読みたいです。
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