教師のための気になる・困った行動から読み解く子ども支援ガイド の商品レビュー
同じ平澤紀子氏の『保育士のための気になる行動から読み解く子ども支援ガイド』がよかったのでこちらの『教師のための気になる・困った行動から読み解く子ども支援ガイド』も読んでみたのだが、まったく別物だった。 ※教師としてではなく、3歳児の親として参考になった/ならかったという観点で感想...
同じ平澤紀子氏の『保育士のための気になる行動から読み解く子ども支援ガイド』がよかったのでこちらの『教師のための気になる・困った行動から読み解く子ども支援ガイド』も読んでみたのだが、まったく別物だった。 ※教師としてではなく、3歳児の親として参考になった/ならかったという観点で感想を書いています。 まず、本書の問題点は「論理的すぎ細かすぎ」という点。教師ならともかく、親が読むには難しい。『保育士のための』だと箱が3個から5個くらいで問題行動/原因/対策が表現されていたが、本書『教師のための』だと箱が20個以上に分割された表になっており、パッと見て分かるレベルではない。 次に、「分析」や「うまくいく方法」ばかり詳しく書いてあって、失敗例や陥りやすい勘違い、そこへの気づきと回避策脱出策がない。これも『保育士のための』には丁寧に書いてあり、類書と大きく違うメリットだと思ったのに本書には書かれていない。 15分ほど斜め読みして「私のための本ではない」と本を閉じました。 ちゃんと題名に「教師のための」と書いてあるので、看板に偽りはありません。
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