人はお金をつかわずにはいられない の商品レビュー
表紙とタイトルがおもしろそうなのと、山崎ナオコーラが入ってるので読んでみた。 山崎ナオコーラまで読んでやめた。 ナオコーラは他の作者にまざると、その独特な書き味が際立つので、それを認識できたのはよかったけれど、お金をテーマにした作品を集めただけで、なんというかまとまりや統一感、本...
表紙とタイトルがおもしろそうなのと、山崎ナオコーラが入ってるので読んでみた。 山崎ナオコーラまで読んでやめた。 ナオコーラは他の作者にまざると、その独特な書き味が際立つので、それを認識できたのはよかったけれど、お金をテーマにした作品を集めただけで、なんというかまとまりや統一感、本として伝えたいことがよくわからない。 山崎ナオコーラのもあんまり印象に残ってないな。 でもその印象に残らないストーリー仕立てが好きなんだけど。何度も読み返して、言葉の羅列一つひとつにどきっとしたりする感じが。
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「人はお金をつかわずにはいられない」という意味深なタイトル。 発行元が日本経済新聞社ということで納得。電子版に掲載されていたらしい。 以下の5編からなる。 久間十義 「グレーゾーンのひと」 金融業の人への取材という形で進む話。 朝倉かすみ 「おめでとうを伝えよう」 ソーシャル...
「人はお金をつかわずにはいられない」という意味深なタイトル。 発行元が日本経済新聞社ということで納得。電子版に掲載されていたらしい。 以下の5編からなる。 久間十義 「グレーゾーンのひと」 金融業の人への取材という形で進む話。 朝倉かすみ 「おめでとうを伝えよう」 ソーシャルゲームに嵌る主人公(中年)と家族の話。 山崎ナオコーラ 「誇りに関して」 金銭的には恵まれているが、幸せを感じていない主人公(女医)の話。お金持ち=幸せではないとう現実。 星野智幸 「人間バンク」 人間バンクという新しいシステムに入る主人公(男性)、人貨という面白いシステム。お金の価値について考えさせる。 平田俊子 「バスと遺産」 主人公(女性)が遺産を受け取ることから始まる物語。家族関係とお金がバスでの出来事で繋がる。 「人間バンク」が一癖あって良かった。
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「グレーゾーンの人」久間十義 「おめでとうを伝えよう!」朝倉かすみ 「誇りに関して」山崎ナオコーラ 「人間バンク」星野智幸 「バスと遺産」平田俊子 ぞわっとして「うまっ。」って感じたのはグレーゾーン。(サラ金) 大好きな朝倉さんのは題材が苦手で残念。気持ち悪い。(SNS、ゲーム...
「グレーゾーンの人」久間十義 「おめでとうを伝えよう!」朝倉かすみ 「誇りに関して」山崎ナオコーラ 「人間バンク」星野智幸 「バスと遺産」平田俊子 ぞわっとして「うまっ。」って感じたのはグレーゾーン。(サラ金) 大好きな朝倉さんのは題材が苦手で残念。気持ち悪い。(SNS、ゲーム) ナオコーラさんの自然で普通な感じを堪能。(女医さん) 人間バンクは、SFじゃないのにSFな雰囲気。 バスと遺産は、とにかく葉月さんに救われた。 日経新聞の電子版に掲載されていたとのこと。 初めての作家さんに触れる機会を得られた事もよかった。
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+++ 好評の日経電子版小説シリーズ第2弾! 今回の短編競作テーマはお金。生きるためには稼がなくてはならない。では何のためにつかうのか。欲望を満たすため? それとも......お金がまったく別の生きもののように見えてきます。 +++ 「グレーゾーンの人」 久間十義 「おめでと...
+++ 好評の日経電子版小説シリーズ第2弾! 今回の短編競作テーマはお金。生きるためには稼がなくてはならない。では何のためにつかうのか。欲望を満たすため? それとも......お金がまったく別の生きもののように見えてきます。 +++ 「グレーゾーンの人」 久間十義 「おめでとうを伝えよう!」 朝倉かすみ 「誇りに関して」 山崎ナオコーラ 「人間バンク」 星野智幸 「バスと遺産」 平田俊子 +++ サラ金で働く人、SNSのアプリゲームに嵌る人、自分のためにお金を使うことに後ろめたさを感じる人、お金の価値に現実味を感じられない人、身内としっくりいかず親の遺産をごまかされる人。さまざまな状、さまざまな形でお金に拘る人たちの物語である。なるほどな、と思わされることもあり、その感覚はわかる、と頷かされたり、あるある、と思ったり、いろいろであるが、星野氏の人間センターというコミュニティのあり方が、新興宗教のにおいがして怖くて、だが物語としてはおもしろかった。お金のことについてちょっぴり考える一冊である。
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『グレーゾーンの人』 久間十義 『おめでとうを伝えよう!』 朝倉かすみ 『誇りに関して』 山崎ナオコーラ 『人間バンク』 星野智幸 『バスと遺産』 平田俊子 の5作品が収録されていた。 『グレーゾーンの人』以外はおもしろかった。 『おめでとうを伝えよう!』ゲームにはまったことが...
『グレーゾーンの人』 久間十義 『おめでとうを伝えよう!』 朝倉かすみ 『誇りに関して』 山崎ナオコーラ 『人間バンク』 星野智幸 『バスと遺産』 平田俊子 の5作品が収録されていた。 『グレーゾーンの人』以外はおもしろかった。 『おめでとうを伝えよう!』ゲームにはまったことがないからよくわからないけれど、ま急に夢中になるということはあるんだろうな。 『誇りに関して』今どきの働く女性にある悩みのような? 両親から先の心配をされないというのもまた問題か!? 『人間バンク』なんか恐ろしいような? これでやり直せる人が出てくるか? 『バスと遺産』兄さんから貰った遺産額に愕然。いい兄嫁さんだね。バスでおばあちゃんの荷物に入れてしまうところはなんとも爽快。
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日経新聞電子版に掲載された小説集。5人の作家がお金をテーマの小説を書いている。久間十義氏のサラ金をテーマにしたものが面白かった。お金に関わる話なら、人それぞれの切り口で話を書けるかも・・・と感じた。
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