やさしい日本語の発音トレーニング の商品レビュー

インターカルト日本語学校【著】

2017/03/21

日本語の発音に自信がない。なんかよくわからないけど、よく笑われる。主に年配者。ほっとけ。
きっと、子どもの頃にあまり話しかけられなかったからね。まあ、それはいいや。

英語は日本語より舌や唇の筋肉を大きく使う言葉なんだ。日本語の発音は英語より柔らくて軽め。
英語母語話者は「あ」と「お」、「う」と「お」の音の区別を付けづらいのね。

普段、母語を話す時に舌の位置なんて気にしたことがなかったわ。意識はしていなかったけれど、確かに舌の位置は図で示してあるようになっている。ネイティブは外国人に母国語を教えられないとよく聞くけど、なるほどだわ。

母国語を身につける時って、勉強しよう！とか練習しよう！とか思わずに、ただ周りで話されている言葉を繰り返したり、身につけたりするのが嬉しくってしてたんだよね。覚えてないけど。
外国語を学ぶ時も、それぞれの生きた言葉にたくさん触れたら、発音や文法の本と首っ引きにならなくても、楽しく身につくんじゃないかな？ある程度は勉強しておいた方がショートカット効果はあるかもしれないけど。
よくできている教材だと思う。日本語母語話者が読んでも日本語への新しい発見がある。普段意識していなかった自分の言葉を再発見できる。
でも、例文とかがあんまり楽しくない。日本語学習者は、この本は参考程度に留めておいて、日本語の朗読CDをたくさん聞いた方がいいんじゃないかな。

促音「っ」は、音がないけれど一字分の拍数を取る。
発音しない音。発音しない音があるというのも、言われてみれば変わっているかも。

カタカナで表記する外来語は、英語ではなく日本語だと考えて下さい、だって（笑）。

日本語の音は、文字を粒と考えてひとつずつ発音する。
アルファベットは、発音を思い出させる（頭の中で再生させる？）ための記号なのか。

二拍子が一番日本語らしい、日本人が心地よいと感じるリズム。

日本語のアクセントは、「強弱」ではなく「高低」

標準語だと、eiの音はe-になるのね。せんせい、はせんせーで、えいが、はえーが、と発音する方が標準語っぽくなる。