ウィンターズ・ボーン の商品レビュー
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アメリカのど田舎にその村はある。ヒルビリーと呼ばれる不毛の土地に住まうアイリッシュ系移民たち。その村で少女は家族のために、何かを変えた。 吹きすさぶ北風。容赦なく降る雪。まるで互いを監視しているかのような血族。閉塞感しかない土地で、出口を求めて。ではなく、ただ、生きるために、走...
アメリカのど田舎にその村はある。ヒルビリーと呼ばれる不毛の土地に住まうアイリッシュ系移民たち。その村で少女は家族のために、何かを変えた。 吹きすさぶ北風。容赦なく降る雪。まるで互いを監視しているかのような血族。閉塞感しかない土地で、出口を求めて。ではなく、ただ、生きるために、走り回った数日間。 見捨てたくても見捨てることができない家族を背負い込み、手を貸してくれない大人たちにもどかしい思いを抱え。健気。なんて、言葉じゃ軽すぎる。
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舞台となった土地の地理的状況、 歴史的背景やその文化についての予備知識を持たずに読了後、 巻末の訳者あとがきや解説でそれらのことを知り、 一気に理解が深まった。 後書きなんて大抵はロクなもんじゃないのだが、 本作に限っては先に読んでおいたほうがいいのかな。 ややネタバレもあるが、...
舞台となった土地の地理的状況、 歴史的背景やその文化についての予備知識を持たずに読了後、 巻末の訳者あとがきや解説でそれらのことを知り、 一気に理解が深まった。 後書きなんて大抵はロクなもんじゃないのだが、 本作に限っては先に読んでおいたほうがいいのかな。 ややネタバレもあるが、 そこは注意を促してくれているので読まない方向で。 それだけ特殊な地域の特殊な人達の物語なんだな。
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