1,800円以上の注文で送料無料

見仏記(5) の商品レビュー

4.2

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/05/30

「仏像めぐりの旅もはや十数年の、いとう&みうらの仏友コンビ。今回はメジャーな寺にしぼろうと京都・奈良に向かった2人。ところがサギ(鳥の)だのマスコット人形だのに気を取られて、なかなか足が前に進まない。次に向かったのは福島県。縁がなかった会津の里には、素朴で力強い仏像たちが鎮座して...

「仏像めぐりの旅もはや十数年の、いとう&みうらの仏友コンビ。今回はメジャーな寺にしぼろうと京都・奈良に向かった2人。ところがサギ(鳥の)だのマスコット人形だのに気を取られて、なかなか足が前に進まない。次に向かったのは福島県。縁がなかった会津の里には、素朴で力強い仏像たちが鎮座していて、2人の心をとらえて放さない。和歌山、兵庫の素晴らしい仏像たちも花を添え、仏像を追いかける2人の旅物語は続いていく…。 目次 奈良―長谷寺・安倍文殊院 奈良―圓成寺・般若寺・白毫寺・新薬師寺 奈良→京都―岩船寺・清水寺 京都―法界寺・醍醐寺・隨心院 京都―蟹満寺・海住山寺・観音寺・平等院 京都―禅定寺・橋寺 福島―八葉寺・金川寺・禅定寺 福島―勝福寺・願成寺・新宮熊野神社 福島―恵隆寺・鳥追観音・中田観音 和歌山―道成寺・浄教寺・慈光円福院 兵庫―鶴林寺・浄土寺」

Posted byブクログ

2018/04/16

巻を追うごとに面白くなっていきますね、見仏記は。 いとうせいこうさんの文章、普段はユーモラスなのに、時折ひどく文学的になるのがいい。瞬間を切り取った描写が美しくて、胸が熱くなったり・・・。 「見仏」でも、それ以外でも。色んな場面でグッときました。

Posted byブクログ

2013/04/17

続巻を待っているうちに忘れ、気が付けば6巻まで文庫化されていた(-_-;)相変わらずのお二人のシュールなやり取りと、仏像に対する愛が満載の一冊!神社仏閣・仏像好きの方は是非♪

Posted byブクログ

2013/01/13

正直なところさすがに5作目ともなるとダレてきた感はある。 隙間時間を使いながら少しづつ読んだので、余計にそう思うかもしれない。一気に読めば、1巻のころの二人が時間の経過とともに仏像と向き合うスタンスが随分と変わってきたのにもっと気づけるとは思う。 MJが強く「信仰」という言葉を使...

正直なところさすがに5作目ともなるとダレてきた感はある。 隙間時間を使いながら少しづつ読んだので、余計にそう思うかもしれない。一気に読めば、1巻のころの二人が時間の経過とともに仏像と向き合うスタンスが随分と変わってきたのにもっと気づけるとは思う。 MJが強く「信仰」という言葉を使い出してきたのは印象的。信仰はすきじゃないけど、信仰されている人は好き。

Posted byブクログ

2012/05/11

あー、思いっきり笑えたー! あいかわらずのボケとツッコミ。 このくだらなさは、涙がでそうなくらいに最高です。 ゴールデンガイド篇とは言っても、やはりこの2人が行くところは 気がつくとメジャーなお寺ばかり、ではなくなっちゃう。 電車やバスの便が、非常に希薄な地方だったりするから や...

あー、思いっきり笑えたー! あいかわらずのボケとツッコミ。 このくだらなさは、涙がでそうなくらいに最高です。 ゴールデンガイド篇とは言っても、やはりこの2人が行くところは 気がつくとメジャーなお寺ばかり、ではなくなっちゃう。 電車やバスの便が、非常に希薄な地方だったりするから やはり移動は獅子に乗ってだ。(もちろん見仏界でいうところのタクシーで) でも、そんなところにこそ、地元の人たちの信仰に守られてきた ぐっとくる仏様たちがいるもんだなぁ。 私もゴールデンガイドをなぞった旅にでたくなっちゃう。 ぜったい行くぞー!いつか、きっと。

Posted byブクログ

2013/01/06

3/5読了。かつて角川のHPで連載された後、長い時を経て単行本化された『見仏記』シリーズの文庫本化。文殊の獅子よろしくタクシーに乗って二人が訪れるのは、奈良、京都、福島、和歌山、兵庫。最初はメジャー所に絞ったゴールデンガイドという企画でしたが、いつものマニアックな方向に進んでいき...

3/5読了。かつて角川のHPで連載された後、長い時を経て単行本化された『見仏記』シリーズの文庫本化。文殊の獅子よろしくタクシーに乗って二人が訪れるのは、奈良、京都、福島、和歌山、兵庫。最初はメジャー所に絞ったゴールデンガイドという企画でしたが、いつものマニアックな方向に進んでいきます。一見ふざけたように映る二人ですが、彼らのまなざしは、生活の中での仏そして信仰というものを実に的確に捉えているような気がします。身近な仏にもつい目が向いてしまう、そういう意味でも円熟したゴールデンガイドになっていると思いますね。

Posted byブクログ

2012/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

奈良を訪問して以来、すっかり仏像に心を奪われています。 「格好良いなぁ…」と漫然と見ているだけじゃなく、仏像についてもっと知りたい!と思い、仏像関連の本を読みあさっているこのごろ。 まずは、すぐに手に入ったみうらじゅん、いとうせいこう氏による見仏記シリーズ。5巻目の本作は「ゴールデン」ということで、メジャーな仏像を中心に掲載されているのかと思いきや、はじめこそ平等院などを訪れていたものの、その後は地方のマニアックなお寺がぞくぞくと続き、初心者にはついていくのが大変だった、、、。 他の本でもっと知識を得てから、読んだ方がこのシリーズは楽しめるかも。 それにしても、みうらじゅんの仏像知識の深さには驚いた。

Posted byブクログ