殺人調香師 の商品レビュー
大石圭氏の、シリアルキラーをテーマにした作品の一つ。2011年刊行。 殺人鬼が美青年という設定は以前に『殺人勤務医』で読んだ設定、屍姦という設定も以前『死人を恋う』で読んだ設定。かといって、既視感だらけのつまらない物語ということはなく、主人公の殺人鬼が『香り』を求めて女性を殺すと...
大石圭氏の、シリアルキラーをテーマにした作品の一つ。2011年刊行。 殺人鬼が美青年という設定は以前に『殺人勤務医』で読んだ設定、屍姦という設定も以前『死人を恋う』で読んだ設定。かといって、既視感だらけのつまらない物語ということはなく、主人公の殺人鬼が『香り』を求めて女性を殺すという設定が加わると、耽美的かつ猟奇的な雰囲気になり、どこか、昭和初期の変格派探偵小説を読むのと似た味わいさえありました。個人的な好みで言えば、大石圭作品の中でも上位の作品でした。
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エロチックホラー。途中でオチが読めたものの、最後までしっかり読ませる魅力があった。 出てくる香水のひとつひとつを嗅いでみたくなった。
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エロチックホラー。展開やオチは想像できつつ、電車で読んだから、ちょっと周りを気にしながら読んだ(笑) 香水欲しくなりました。
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予想を裏切る展開は一切なく、淡々と物語が進行して終わった感じでした。 主人公がなまじ優しい面を持っているため、悪い人に見えなくなってきて本当に困りました。 「その薫り」を追い求めて罪を重ねる姿が、なんだかとてつもなく切なかったです………。
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またまたお母さんとか、近親的…。でも、香りの描写とかよかった。この人の作品は細かいところより、文章好きだから読む。
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『薫り』がテーマの官能ミステリー。その『薫り』を嗅ぐと欲情し殺したくなるなんて。大石さん描く殺人鬼は大抵が虫も殺せぬような優男で、被害者の特徴もいつも似かよった感じ。最後の展開も『やっぱりそうだったか』と思いつつ、最後までテンポよく読み進められた。
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大体の話の落ちはわかりつつ、最後まで読了しました。 長く、同じパターンの描写が続くのに飽きずに読ませるのはすごいかな。 でも「その薫り」を持っている女性たちの共通点は結局何だったのかが謎ですた。。 たまたまってことでおけ?
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第一印象はエロかったです。主人公の好きな香りを発する女性を殺して、犯すという一連の行為を何人もの女性相手にするお話でした。 中身は大石圭らしい作風で、ファンの方は気に入ると思います。 実際、僕も面白く完読させていただきました。
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エロかった。 死姦ばっかりだけど。 犯人の異常な性癖の原因は 母親の異常な行動・ふるまいに起因する事が多いですね。 こういう話のパターンかな。
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大石圭の著書って、設定は違うけどワンパターンな展開が多いんですよね。でも、読者もそれを求めているのかもしれない(私を含めて)。 主人公がいわゆるサイコパスで、その視点から書かれる連続殺人の様子(回想含む)。今作もそんな感じでした。 昔アロマテラピーに興味を持っていたこともあって...
大石圭の著書って、設定は違うけどワンパターンな展開が多いんですよね。でも、読者もそれを求めているのかもしれない(私を含めて)。 主人公がいわゆるサイコパスで、その視点から書かれる連続殺人の様子(回想含む)。今作もそんな感じでした。 昔アロマテラピーに興味を持っていたこともあって、香りに関しての記述は面白かったです。どんな香りなのか想像するのは楽しかった!
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