三人小町の恋 の商品レビュー
登場人物三人とも、それぞれ実は心に何か抱えてます。というような…シリーズ化するのかな?最近(?)続けて新刊出てるみたいだが、内容が前より薄い印象。表紙が時代物っぽくないのはいいのか悪いのか。
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表紙見て気になった作品。 ジャケ見る限りいかさまながらもあらよっと事件解決しちゃいまーす感なのかと思いきや なんか話が意外にくくく、暗い…? おことちゃんが13歳くらいだから中学生も読める?かも。
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「波」に連載された「三人小町 ふたり拝み屋手控帖」の改題加筆による単行本化。 安倍晴明の末裔を称する30代のイケメン阿部雨堂は「拝み屋」=呪い師を家業としており、赤ん坊の時に捨て子を拾って育てた12才のおことを弟子にして手伝わせている。 呪い師といっても,超能力があるわけでは...
「波」に連載された「三人小町 ふたり拝み屋手控帖」の改題加筆による単行本化。 安倍晴明の末裔を称する30代のイケメン阿部雨堂は「拝み屋」=呪い師を家業としており、赤ん坊の時に捨て子を拾って育てた12才のおことを弟子にして手伝わせている。 呪い師といっても,超能力があるわけではなく、観察眼と情報収集、分析力に優れた人生相談屋というべきなのだが、「買った富くじが当たるようにして欲しい」というバカな依頼をしてきた放蕩息子に、呪いの強い力で逆に恐ろしい目に遭うと脅して帰らせるようなこともやってのける。 ある日、3人の若い娘がやってきて、「自分たちのうち誰が丑の刻参りで呪われているのか調べて欲しい」と奇妙な依頼をする。 3人の身辺を調べると、料理屋の娘の恋人で独立させてもらえることになっていた料理人が首をくくっていて、丑の刻参りをしていたのはその娘だったことがわかる。 料理人が死んだのは、娘のために地の利のいいところで開店しようと、「当たりととすり替えられる」というイカサマの冨札を買って開業資金を失ったためで、娘はその敵を討とうとしていたことがわかる。 雨堂たちは犯人を突き止め、死んだ料理人の幽霊を仕立てて犯人たちを震え上がらせ、町方に捕らえさせ、仇を討ってやる。 ストーリーの展開のたびに見せる、ちょっぴり早熟なおことの心の動きが、とてもいいアクセントになっている。
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イケメンのいかさま陰陽師 拝み屋雨堂こと吉次 吉次に育てられた捨て子のおことの物語 吉次はいかさまといっても 人をだますわけではなく 相談に来た人の悩みを 陰陽師としてのチカラではなく 自身の知恵と経験 足を使った念入りな下調べで 問題を解決していく いわば 問題解決、洞察力...
イケメンのいかさま陰陽師 拝み屋雨堂こと吉次 吉次に育てられた捨て子のおことの物語 吉次はいかさまといっても 人をだますわけではなく 相談に来た人の悩みを 陰陽師としてのチカラではなく 自身の知恵と経験 足を使った念入りな下調べで 問題を解決していく いわば 問題解決、洞察力、推理力をもった コンサルタント 楽観的な吉次と 嘘がばれないかと いつもひやひやしている しっかりもののおことの ふたりのコンビが微笑ましい 三人の小町が丑の刻参りで 呪われているのは誰かと相談にのる
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軽く楽しめました。が、なんというかもうちょっと何か欲しいというか・・・ 時代物じゃなくてもいいんじゃないか、という気がしたのは表紙の雰囲気もあるかもしれません。 田牧さんの作品のなかでは作品のトーンは明るいほうでそれはうれしいんだけどなぁ。 「明るくほっこり」でも「余韻があ...
軽く楽しめました。が、なんというかもうちょっと何か欲しいというか・・・ 時代物じゃなくてもいいんじゃないか、という気がしたのは表紙の雰囲気もあるかもしれません。 田牧さんの作品のなかでは作品のトーンは明るいほうでそれはうれしいんだけどなぁ。 「明るくほっこり」でも「余韻がある」でもなく印象として中途半端な感じ? きらいではないので、次作に期待します。
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タイトル通り「偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂」シリーズの第一作、というところみたいです。 ん~・・・文章量自体はそこそこあるものの内容が薄い。短編くらいのお話をなんとなく長編まで長々続けちゃったみたいな印象。 雨堂とおことの関係やそれぞれの葛藤なんかを今後のシリーズで書きたい...
タイトル通り「偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂」シリーズの第一作、というところみたいです。 ん~・・・文章量自体はそこそこあるものの内容が薄い。短編くらいのお話をなんとなく長編まで長々続けちゃったみたいな印象。 雨堂とおことの関係やそれぞれの葛藤なんかを今後のシリーズで書きたいんだろうけど、肝心の本編がどうにも乗り切らないというか。 同人くらいならともかく商業でこれはちょっと今後厳しいんじゃないだろうか?
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2007年作家デビューの田牧大和さん。派手さはないものの江戸のちょいと変わった風をもたらしてくれる作品が好きで、出たら読む、の追っかけになっています。 今回の新作の役者は三人。 イカサマ陰陽師の拝み屋雨堂、雨堂が20歳の時に長屋で拾ってしまった捨て子のおこと、そして、狂言作者...
2007年作家デビューの田牧大和さん。派手さはないものの江戸のちょいと変わった風をもたらしてくれる作品が好きで、出たら読む、の追っかけになっています。 今回の新作の役者は三人。 イカサマ陰陽師の拝み屋雨堂、雨堂が20歳の時に長屋で拾ってしまった捨て子のおこと、そして、狂言作者の甲悦。 雨堂は見目麗しい男前で、おことは早くも12才、そんな彼らを見守る甲悦、という組み合わせが面白い。 雨堂は、イカサマながら相談相手の気持ちを巧みに汲みあげ、また、自らの美貌をも活かした働きぶりで、仕事も繁盛。おことは、そんな雨堂の手足となってまだ幼い年にそぐわない頭の働かせ方が痛快だったり哀れだったり。甲悦が絵草紙屋の二階に居を構え、脱稿した折の雄たけびを聞いた客に運がつく、と言った都市伝説まで用意されて、そこもまた笑えてしまう。 だから、舞台立てとしては十分に楽しめるはずの物語だったのだけど、肝心のメインストーリーがね・・・。三人小町が雨堂のところにやってきて、丑の刻参りに関わる依頼をするのだけど、その仕掛けがなんかパッとしないんだもの。 雨堂たちに比べて小町があまりに小者だった、っていうところかな。 これは、たぶんシリーズ化すると思うから今後の彼らの活躍に期待することにします。
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