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ぼくらは夜にしか会わなかった の商品レビュー

3.1

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

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2019/11/16

面白かったです。 優しくて、寂しい恋の短編集でした。 「花の呟き」「いまひとたび、あの微笑みに」が好きでした。 「いまひとたび、あの微笑みに」はとても好きな空気でした。発症したら、数年で眠りに就く病にかかった子供たちの療養所というかホスピスみたいな場所が舞台のお話。柔らかな光に包...

面白かったです。 優しくて、寂しい恋の短編集でした。 「花の呟き」「いまひとたび、あの微笑みに」が好きでした。 「いまひとたび、あの微笑みに」はとても好きな空気でした。発症したら、数年で眠りに就く病にかかった子供たちの療養所というかホスピスみたいな場所が舞台のお話。柔らかな光に包まれた、セピア色のお話でした。感受性が強すぎることが一因らしいのですが、極度の不眠症でもある子供たちはいつか眠りに就くことが救いのようになっているのが切ないです。実は、それまですごく好きだったのに最後の一文が…と思うのですが、素敵な世界でした。 上手く世間に順応して生きられない人たちが、優しく描かれていました。 「今日もいい日だった。きみはどう?疲れてない?いやな思いはしてない?大丈夫。きみは幸せになれる。そのために、ぼくは今夜も祈るよ。 おやすみ。いい夢をーーー」

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2019/08/30

短編集。 恋愛小説が読みたくて借りたんだけど、私には合わなかったようだ。 6作の短編集で、5作まではなんとか読んだんだけど、6作目の途中で挫折…。がんばったんだけど。 全然感情移入できない。わからない。 *** 憶えていてね、と彼女は言った。忘れないで。―美しく純粋な魂が奏で...

短編集。 恋愛小説が読みたくて借りたんだけど、私には合わなかったようだ。 6作の短編集で、5作まではなんとか読んだんだけど、6作目の途中で挫折…。がんばったんだけど。 全然感情移入できない。わからない。 *** 憶えていてね、と彼女は言った。忘れないで。―美しく純粋な魂が奏でる、せつない祈りに満ちた純愛小説集。

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2018/07/22

久々の市川拓司作品。読んでいくうちに、あぁ、この雰囲気、この描写…となつかしくなってきた。 いちばん最期の話が好き。子どもたちだけのネバーランドのような、やさしくてしずかな世界。

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2015/09/26

6編の短編集。但し、内容は似ている。やや特殊な二人の恋物語、幻想的な設定と言えるのだろうか?繊細な性格で納得していいのだろうか?久し振りに読む市川作品だけど、読後感は疲労。どの作品にも中途半端さを感じる。運命の二人だからで片付けられるってのもしらけるし・・凝っているようで浅い気が...

6編の短編集。但し、内容は似ている。やや特殊な二人の恋物語、幻想的な設定と言えるのだろうか?繊細な性格で納得していいのだろうか?久し振りに読む市川作品だけど、読後感は疲労。どの作品にも中途半端さを感じる。運命の二人だからで片付けられるってのもしらけるし・・凝っているようで浅い気がする。期待してただけに、失望・・

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2015/06/23

市川さんの短編集です。表紙のデザインが綺麗で(この方の本はいつも綺麗なデザインですよね)表紙買いしたのですが、 個人的には長編より好きでした。 悲しくて切ない話が多いですが 文章の雰囲気がどこか幻想的で とても、素敵な本でした。

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2015/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても静かな短編集。どのお話も劇的な死ではなく、静かに眠りにつくように死んでいく。死に憧れを抱かせるような感じがした。

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2014/10/11

美しい言葉で紡がれた純愛集。どれも幻想的できれいな部分をすくい取って集めたような物語。 いまひとたびあの微笑みに、は感動。泣けた。

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2014/09/27

やはりこの本にも純粋な愛があった。 透き通るほど綺麗で、濁った自分を包み込んでくれる。 欠けたところがあるからこそ、相手を大切にできるんだと気づいた。

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2013/12/13

市川拓司さんの作品は好きなものが多いけど、この短編集はあまり自分にはあわなかった。市川拓司さんの世界ではあるけど、市川拓司さんの物語だと思うと物足りない。

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2013/10/21

初めて読んだ市川拓司の作品でした。独特の雰囲気が漂う文章で、外の世界から切り離された、自ら切り離した自分たちの世界に閉じこもる人々を中心に物語が進んでいく。表題の「ぼくらは夜にしか合わなかった」で出てくる二人の世界感も独特だが、二人にとって安心できる唯一の世界であったのだろう。何...

初めて読んだ市川拓司の作品でした。独特の雰囲気が漂う文章で、外の世界から切り離された、自ら切り離した自分たちの世界に閉じこもる人々を中心に物語が進んでいく。表題の「ぼくらは夜にしか合わなかった」で出てくる二人の世界感も独特だが、二人にとって安心できる唯一の世界であったのだろう。何度も出てくる大きな赤道儀のある天文台、近くの飛行場など、物語は東京西部?「今会いに行きます」「こんなにも優しい、世界の終わり方」は図書館で予約待ちです。

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