キリストと出会う 洗礼を受けるまで の商品レビュー
作家や政治家、女優、牧師たち20名がどのようにしてクリスチャンになったのか、興味深い「証詞」集である。加賀乙彦が奥さんと共に、58歳の時に、神父との4日間の議論、質問攻めの結果、質問することがなくなり、透き通った光が心の奥底まで照らす感覚、体が軽くなり、喜びが心身に満ちたという経...
作家や政治家、女優、牧師たち20名がどのようにしてクリスチャンになったのか、興味深い「証詞」集である。加賀乙彦が奥さんと共に、58歳の時に、神父との4日間の議論、質問攻めの結果、質問することがなくなり、透き通った光が心の奥底まで照らす感覚、体が軽くなり、喜びが心身に満ちたという経験。それも夫妻揃って!不思議な、読んでいても感動的なお話だった。渡辺和子シスターの母との確執の末の洗礼は驚きだったし、椎名麟三のドストエフスキーを通じての入信は正直なところ、信じ難い話だったが、この人が若き日に度々の自殺未遂(その一歩前?)を試みたということは、うなずけることだった。
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この本を読み、洗礼を受ける年齢や思いは様々だと知りました。 彼らは苦悩しつつキリスト者となることを選択し、それでもなお 苦しみは絶えない様子も垣間見えました。 キリスト教による救い・・・それは、自分自身が救いを信じ なければありえないのかも知れないと思わされます。
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