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あかねさす の商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

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2013/01/03

「新古今和歌集」の和歌から生まれた現代のラブストーリー。 短編・オムニバス形式でとても読みやすい。 表紙の絵に惹かれて返却された時に思わず手にとってしまったが、期待を裏切らない内容だった。 西行法師や式子内親王の和歌が、今ドキの若者たちのストーリーとして蘇るのが新鮮で見事としか...

「新古今和歌集」の和歌から生まれた現代のラブストーリー。 短編・オムニバス形式でとても読みやすい。 表紙の絵に惹かれて返却された時に思わず手にとってしまったが、期待を裏切らない内容だった。 西行法師や式子内親王の和歌が、今ドキの若者たちのストーリーとして蘇るのが新鮮で見事としか言いようがない。 切ないけれど共感できる…お勧めの一冊。(ゆ)

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2012/12/19

新古今和歌集をモチーフに現代の恋愛を描いた短編集。 予約したのがだいぶ前だったので、現代小説は思わず… 時代物かと勝手に思ってました。(ちょっと残念) 著者もあとがきに書いてあるけど、1000年ほど昔の雅な方たちも、 今と変わらずこんなに恋に悩んでいたのね。 その心情は、現代に...

新古今和歌集をモチーフに現代の恋愛を描いた短編集。 予約したのがだいぶ前だったので、現代小説は思わず… 時代物かと勝手に思ってました。(ちょっと残念) 著者もあとがきに書いてあるけど、1000年ほど昔の雅な方たちも、 今と変わらずこんなに恋に悩んでいたのね。 その心情は、現代に置き換えても全く違和感ないし、 言葉の響きが美しく情緒があってむしろステキです。 ちょっと短編の内容がばらばらすぎて、あんまり頭に入ってこなかったけど、 和歌の余韻はよいですな。

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2012/10/24

恋する女の子全てに読んで欲しいお話がたくさん。今も昔も人はみな恋をしてその気持をどうにかして伝えようとするんだなぁ。

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2012/09/08

古今集を元に短編を書いて、それから現代短歌を読む、っていう流れが面白い。個人的には第四話の寂蓮法師の「さびしさは~」のと、第六話の西行法師の「おのづから~」の話がひっそりと共感してしまった。

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2012/08/18

一編読んだらもうその一つ前は頭から抜けてしまっている。 私の集中力の問題かもしれないけど。読み終わって、一番印象に残っているのは西行法師の歌という。 いつもの短歌とセットの短編集より、あぁ、と思うものが少なかった。 新古今和歌集の歌が最初に紹介されているんだけど、その良さを感じ...

一編読んだらもうその一つ前は頭から抜けてしまっている。 私の集中力の問題かもしれないけど。読み終わって、一番印象に残っているのは西行法師の歌という。 いつもの短歌とセットの短編集より、あぁ、と思うものが少なかった。 新古今和歌集の歌が最初に紹介されているんだけど、その良さを感じられるだけで、そのあとの物語に入りにくかった。 あとがき良かった。

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2012/05/28

古今和歌集の短歌を元に、現代の物語、そして新たな短歌を集めた小説集。 その試みがとても面白かったです。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-878.html

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2012/05/16

加藤千恵さんの小説を読むのは初めて。もっと泥々した感じの作風かと思いきや、いい意味でライトで読みやすかった。 和歌ひとつとっても、受けとる側によって、思い描く風景や心情、状況や場面はまったく違うものなんだなぁと愉しく読めた。 どの短編も、和歌と同じく「切り取られたその瞬間」が描か...

加藤千恵さんの小説を読むのは初めて。もっと泥々した感じの作風かと思いきや、いい意味でライトで読みやすかった。 和歌ひとつとっても、受けとる側によって、思い描く風景や心情、状況や場面はまったく違うものなんだなぁと愉しく読めた。 どの短編も、和歌と同じく「切り取られたその瞬間」が描かれていて、前後は読み手の想像にお任せします〜な感じが良かった。 思いがけない場所への赴任が決まったイマドキ男子のお話と、不倫相手と密かな京都旅行を楽しんだ女性のお話、そして中学時代を懐かしみすぎて高校生活をイマイチ楽しみきれていない女子高生のお話が印象に残った。みんな頑張れ。わたしも、日々を、ささやかに頑張るよ。 私もまた、和歌モチーフの小説を書きたいなぁ。前に書いたのは「君がため惜しからざりし命さへ〜」と「春の夜は夢ばかりなる手枕に〜」。でもあんまり上手く行かなかった記憶が(苦笑)。

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2012/04/24

新古今和歌集に収録されている和歌の世界観を 現代に移して物語を紡ぎだすという試みは、 とってもすてきだと思います。 ただ、内容がちょっと軽いかなぁ。 やっぱり長い時を越えて残ったものは偉大だ。 たとえ呪文のように見えたとしても、 和歌に込められた言霊は揺るぎない。 現代人の私...

新古今和歌集に収録されている和歌の世界観を 現代に移して物語を紡ぎだすという試みは、 とってもすてきだと思います。 ただ、内容がちょっと軽いかなぁ。 やっぱり長い時を越えて残ったものは偉大だ。 たとえ呪文のように見えたとしても、 和歌に込められた言霊は揺るぎない。 現代人の私たちにはなかなか近づけない何かがある。

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2012/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった! 短歌に興味はないけど、こんな風に現代のお話とからめると、読みやすいし、千年も前の事と変わりない事がわかって、短歌にも興味が湧く。短編を読み終わって改めて短歌を読むと、読む前とは違う理解が得られて、読んでいて楽しかった。。第二段も出してほしいな。

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2012/04/04

短歌からうみだされる物語というのが、すごく新鮮でした。 つくられたのは千年も昔のことなのに、その想いは今と変わらない。古文の授業じゃ分からない、うたに込められた想いが、すっと伝わってきます。 短編集なので、とても読みやすいのも◎

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