明日は騒乱罪 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
懐かしい本を図書館で見つけたので借りてきました。 1980年発行。私が学生時代。 当時、2年ぐらい後輩がよく私の下宿に来ていました。 その彼が、面白かったと持ってきた本。 そのまま置いていってくれたので読んだわけです。 共著の人たちはみんな団塊の世代前後の人たち。 学生運動をしていた人たちばかりで、 その当時のことなどが書かれているエッセー集。 当時、オイラがこの中で知っている人といえば、 戸井十月、橋本治、岡留安則、田村光昭ぐらいだったかなあ。 その後輩の彼はライターとか編集とかの仕事に興味があり、 私は学生の身でライティングの手伝いを始めていた。 で、その後、ライティングの師匠が下宿に来て、 この本を手に取ると、興味深げに読み始めた。 「へーえ、田村って全共闘運動してたのか」と言いながら。 田村光昭は、当時、金曜イレブンの麻雀実戦教室にも出ていた売り出し中のプロ雀士で、麻雀界の若乃花(2代目若乃花、旧若三杉、間垣親方)と言われて人気を博していました。 師匠は、共著の人たちの解説をしてくれたのですが、 私が知らなかった糸井重里については、 最近、「少し愛して ながーく愛して」というコピーを書いたコピーライターだ、と教えてくれました。 そう、このコピー、最近も復活していましたが、元祖は80年ごろなのです。 まだ、コピーライターブームが起きる前なので、 糸井重里の名もなかなか一般の人間には知られていませんでた。 その後、80年代半ば前ぐらいにコピーライターブームが起き、 さらに全共闘ブームなるものも起きた。 記憶は曖昧ですが、この「明日は騒乱罪」も80年当初は売れなくて一度絶版になり、その後、80年代半ばに一瞬、復刊したのではなかったか。 少し、表紙を変えていたようにも思います。 なんでもブームにつけこんでお金もうけを考えるもんですね。 さて、ブームでもなんでもない今、読み返してみると、 うーん、なんというか。。。。。。
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