竜宮ホテル 迷い猫 の商品レビュー
人ならぬ登場人物も含めて、誰もがとっても可愛らしい。そして、否定的な考えから肯定的に、諦めから希望へと変わっていくのが微笑ましい。
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お伽噺のような血筋に生まれた二十代の女性小説家のお話、というか、彼女が見つけた居場所のお話? 焦点が絞れてないのでなんとも言えませんが、とにかく可愛くて、可愛い話。 徳間文庫に移るようなのでそちらでどうなるのか気になります。
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読書感がいいね。終わるのが名残惜しいくらいの物足りなさ。ふわふわ不思議ワールド。ひらがなが多くてちょっと読みづらかった!
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人に幸せをわけて暮らしている主人公は、ある時 アパートが崩壊してしまい、住まいに困ってしまった。 そして出会った、自称運がいい他の編集者さん。 アパート崩壊の時に拾った、猫娘。 住む所と紹介された所のオーナーは、憧れの作家。 建物内ですれ違った学生は…『遠い所』の人。 視点は...
人に幸せをわけて暮らしている主人公は、ある時 アパートが崩壊してしまい、住まいに困ってしまった。 そして出会った、自称運がいい他の編集者さん。 アパート崩壊の時に拾った、猫娘。 住む所と紹介された所のオーナーは、憧れの作家。 建物内ですれ違った学生は…『遠い所』の人。 視点は主人公で固定されてますし 読みにくいという事もなく。 ちょっと不思議ですが、流れるように話は進むので 不思議度が増すくらい? ただ、登場人物のエピソード盛りだくさんなので 寄り道たくさん、です。 最後の選択をするために必要ですし 主人公がほぼ動かないので、動くよう 働きかけてくれる人達が必要なので違和感はなし。 人生、日々後悔せぬよう生きていかねばなりません。
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村山さんの作品、ほんとに大好きです。読むと気持ちが優しく、暖かくなるものばかり。今回は表紙のイラストもかなり好みだったので、本屋さんで即買いでした。『コンビニ…』からファンになり、これからもいろいろな作品を読んでいきたいと思います。
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作家の水守響呼は、「運が悪い」。何をやっても裏目にでちゃう。 しかもあやかしが左目を使うと見えてしまうので、外に出ず引きこもっていました。 そんな響呼ですが、書く小説は、読者が幸せになるお話し。ファンも多い。 ある日、ファンの一人である編集者の寅彦に出会います。前向きでポジティブな彼と一緒に帰宅すると、目の前で自宅が崩れ落ちます。 やっぱり、自分は不幸な人生なのだと思っていると、寅彦は「いやいやこれは幸運です」と実家の竜宮ホテルに来るように響呼を誘います。 そこは、レトロな作りの不思議な物が引き寄せられるホテルでした。 響呼を訪ねてきた、頭に猫耳があるひなぎくと一緒に、竜宮ホテルでの生活を始めます。今まで封印してきた左目で見える光景は、響呼の心を開いていきます。そして、しまい込んだ父への思いを伝えたいと思うようになります。
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「コンビニたそがれ堂」と同じ“風早の街”(それだけで期待膨らみます)で、作家の響呼が出会う不思議で切なく優しいお話。 響呼の先祖が妖精を助けたお礼に叶えられた願い事は、全然お礼になっていなくて、むしろこれじゃ呪いではないか!この巻だけでは先祖から受け継ぐその能力、そしてホテルのオ...
「コンビニたそがれ堂」と同じ“風早の街”(それだけで期待膨らみます)で、作家の響呼が出会う不思議で切なく優しいお話。 響呼の先祖が妖精を助けたお礼に叶えられた願い事は、全然お礼になっていなくて、むしろこれじゃ呪いではないか!この巻だけでは先祖から受け継ぐその能力、そしてホテルのオーナーと息子の存在があまり生きていないので、続きの話も期待していいのかな。 響呼がこれからどうその能力と折り合いをつけていくのかが問題です。 ひなぎくちゃん(表紙の子)の言葉遣い可愛いなぁ(*^_^*)
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悪を性質ではなく現象としているかんじ(誰かが悪い)なのが好き嫌い別として特徴的だなーと思いました。表紙の絵がものすごく好みです
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登場人物がみんな愛おしくて、この人たちがこの先どうなるんだろうと気にせずにはいられない。f-Clan文庫はなくなったけれども他社から続編が出るとのことなので、楽しみにしよう。表紙のイラストがすごい好き。
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表紙の 猫娘がかわいい。 少し はにかんだような ちょっといたずらっこっぽい。 ちっちゃなクダギツネが かわいい。 入院して目を覚まさない母と 作家のキョウコ。 人を幸せにするけど、それは自分の幸せを 分け与えるだけで 幸せにした分、自分の大切な人が不幸になるという 祝福であり 呪いでもあるという血筋。 異世界の住人が見える左目。 わけあって 竜宮ホテルという アパートに住むようになり。 引き寄せられて 建物と相性のいい人だけが住んでいるアパート。 しかも格安。夜景の見える屋上庭園と 温泉つき。 もとホテルだけに さすが豪華。 異世界の人も住める。 みんな気の良い ステキな人たちだったな。 大事な人を不幸にするかもしれないと 他者と深くかかわらず 閉じこもっていたキョウコが 竜宮ホテルに引っ越してから 出会った人との交流で 少しずつ 変わっていく。 昔 父にとった態度で後悔していたこととか 母が目を覚ますことはないという絶望に近い不安や いろいろネガティブな思いが なにか あったかいものに包まれて 癒されていくイメージ。 衝撃的だったのは 木製タイムマシンと 携帯型タイムマシン(木の葉) 今まで 金属のイメージが強かったけど そういう発想もあるのかっと。 目からウロコ。
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