中学校における対話と協同 の商品レビュー
変えるって勇気がいることだけど、変わり続けないとダメだと思う。もっと授業うまくなりたい。ならないと。
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職員室にこそ、「協働」が必要。みんなで、みんなを見る。 学びの共同体のメソッドについては、もう少し私自身の勉強が必要。「教える」とのバランスにやや疑問を感じた。 授業観察の内容が薄いので☆☆☆
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著者は、「学びの共同体」の考え方にもとづく授業・学校改革を進めた、元校長先生。 私の読んだ「学びの共同体」の本は事例を詳しく書いたものが多かったが、本書ではそのエッセンスが抽出され、「学びの共同体」のヴィジョン・哲学と具体的方略がコンパクトにまとめられている。 個人や学校ごとの違...
著者は、「学びの共同体」の考え方にもとづく授業・学校改革を進めた、元校長先生。 私の読んだ「学びの共同体」の本は事例を詳しく書いたものが多かったが、本書ではそのエッセンスが抽出され、「学びの共同体」のヴィジョン・哲学と具体的方略がコンパクトにまとめられている。 個人や学校ごとの違いを大事にする考え方でありながらここまでまとめたことは、アクロバティックな試みであり、私のような初学者にとっては有難い。 そのヴィジョン・哲学には共感するところが多い。 特に、「子ども一人ひとりの学ぶ権利を保障する」「異なった人間同士が共生できる場所となる」のあたり。 具体的な方略も参考になるが、教師の働きかけはもっと絞れるように思える。 『学び合い』の考え方とともに取り入れることで、自分の軸がはっきりしてくるように感じる。
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学びの共同体の実践記録である。全国各地の学校に実際に入りさまざま先生や生徒たちをつぶさに観察した記録でもある。 本書に、以下のような記述がある。 ところが、できない子ほど一人で解決したがる。できないことを他人に知られたくない、恥ずかしいと思う気持ちがそうさせる。したがって、...
学びの共同体の実践記録である。全国各地の学校に実際に入りさまざま先生や生徒たちをつぶさに観察した記録でもある。 本書に、以下のような記述がある。 ところが、できない子ほど一人で解決したがる。できないことを他人に知られたくない、恥ずかしいと思う気持ちがそうさせる。したがって、教師の役割は孤立した子に対して、「隣の人に訊いてごらん」とその子どもが仲間に訊くまでを見届ける。他者に依存できる子どもは自立できる。 自立を育成するたことは、教育としては重要なテーマである。一方で中学生の発達段階はアイデンティティーの構築段階であり、他者と比較されることに抵抗感がある。それゆえ、「わからない」などと自分自身をさらけ出すことが困難な時期でもある。この両立をいかにさせるか。アイデンティティーの構築に支障はきたさないのか。そのあたりも検討する必要があるのではないだろうか。
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学びの共同体の名の下の進められる学校改革の理論と実践。賛否両論がある中で、これほど学校の総体としての改革路線を打ち出しているものを他に知らない。一つの形や思想を強要するものではない。その反面、実践のあり様は多様。むしろそれぞれの教室の中でつむがれるであろう物語としての授業(改革)...
学びの共同体の名の下の進められる学校改革の理論と実践。賛否両論がある中で、これほど学校の総体としての改革路線を打ち出しているものを他に知らない。一つの形や思想を強要するものではない。その反面、実践のあり様は多様。むしろそれぞれの教室の中でつむがれるであろう物語としての授業(改革)。目新しいものを脱文脈的に取り入れたり、授業や生活の多様性、地域性、歴史性を無視して語られる"成功論"が多い中、取り組んでみる価値は多いにある。これに対する批判を行なうのならば、これに匹敵するだけの生身の存在である総体としての学校改革論を対論として提示しなければならないと思う。
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